August 22, 2008

ここ最近のプロレスの流れについて(新日の巻)

まず最初に
ここ最近のプロレス界の流れについて思うままに書いてみたい。

まずは新日本。G1は後藤選手が優勝したが、これはいい流れだと思う。
誰かも言っているようだが、やっと棚橋、中邑、後藤と3本の矢が確立した。
残念なのは新日勢に全勝、外様に全敗という結果。
混沌とした展開も面白いかもしれないが、
プロレス界が盛り上がらない理由は絶対的な存在がいないからだと思う。
全員をなぎ倒して、ぶっちぎりで優勝して、タイトルも独占して、
すべての対戦相手が試合後のコメントで
「悔しいけど、奴は強すぎる、いまの俺には歯が立たない」と口を揃えない
と駄目。
エースが誰だかハッキリせず、ぼやけていたのでは面白くない。
絶対的エースの存在はMUSTである。

新日本は長いこと複数エース制をとってきたが、
これはビジネス的に間違いだと思う。
長州力がブッカーの頃、
三銃士が確立した。
武藤が勝っていたと思ったら、G1で蝶野が優勝し、
今度は橋本が蝶野に勝つという形でコロコロ回っていた。
もしあの頃、武藤が絶対王者になり、橋本&蝶野が2番手と3番手という
形をとっていたら、武藤は長州や藤波の存在を追い抜いていただろう。
そうは問屋が卸さなかった。

力道山、馬場さん、猪木さん。
プロレスが全盛を誇った頃は絶対王者がいた。
最近のことを考えてもノアが栄えていた時には
小橋という絶対王者がいた。

新日本の上層部はプロレスの歴史を、
日本史世界史ともにいま一度、検証すべきだと私は思う。



jimmysuzukiusa at 12:07 │この記事をクリップ!