ゲストさんログイン

ウェブ検索

最新ニュース! クリックするほどよく分かる

livedoor ニュース

今週のお役立ち情報

【世代】 恋人が喫煙するのは反対→83.1% 20代のタバコ事情

 自動販売機でタバコを買う際に年齢を識別する「タスポ」が全国的に導入されてまもなく2カ月。これを機にタバコをやめよう!という声も聞こえてくるが、日本の喫煙率はいったいどれくらいなのだろうか?

喫煙率はOECD加盟国中第5位

 日本たばこ産業(JT)が毎年行っている調査によると、2007年の喫煙者の割合は26.0%。2003年の30.3%から4ポイント強落ちた。男女別に見ると、男性が48.3%から40.2%に大きく数字を下げたのに対して、女性は13.6%から12.7%と、減少幅が小さい。

 厚生労働省による年代別の調査では、喫煙率が高いのは男女とも20代、30代。ところがこれに時系列を絡めてみると、男性がどの年代でも喫煙率を下げているのに対して、女性では20代や30代の数字がわずかずつ増えている。やや乱暴だが、縮小し続けるたばこ市場を縁の下で食い止めているのは、若い女性だという分析もできなくはない。

 一方世界に目を向けてみると、日本の喫煙率はかなり高い。主な先進国が加盟するOECD(経済開発協力機構)の中で、日本の喫煙率は第5位。この統計の1位はギリシャ、次いでトルコ、オランダ、ハンガリーと続いているが、男性だけで比較すると、日本はギリシャとほぼ同率である。世界との比較で見る限り、女性だけでなく、男性も日本の高喫煙率に一役買っていることになる。

タスポは喫煙率下降に拍車をかけることができるか?

 今回のタスポ導入が決まった後、実際に申し込んだのは750万件と、喫煙者の29%にとどまった。つまり、10人中7人は「タバコは必要なし」という態度を表明したかのように見える。

 しかしタスポの目的は、あくまで未成年者の喫煙防止。成人の喫煙者を減らすことは想定されていない。「せっかくいい機会だから」と禁煙を宣言する人がいてもおかしくないが、24時間営業のコンビニでいつでもたばこが買えれば、特に申し込みの必要を感じなかった人も多いのではないだろうか。COBS ONLINEの調査では、恋人に禁煙してほしいと願う人は83.1%にも上ったが、タスポがその実現を手助けしてくれるかどうか、それはもう少し先にならないと判断できそうもない。

文●秋山岳志(エフスタイル)


コメントするにはログインが必要です
ログインしてください
投稿

前後の記事

国内アクセスランキング

注目の情報
どんなマンションが人気なの?
憧れの広々リビング、メゾネットタイプ、専用庭や開放感のある天井!
理想のマンションは人それぞれだけど、まずは話題の物件見てみよう。
今まさに買いドキな物件はコチラ[HOME'S新築分譲マンション]


販売前の物件を先取りしてみる!