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刑事8割が「捜査協力得にくい」 平成20年版警察白書 (2/2ページ)
また、「捜査する項目が増加したと感じている」と82・7%の刑事が回答。その理由として82・6%が「電磁的記録(電子データ)の解析などの捜査が増加している」を選んでおり、刑事の負担増と情報化社会での捜査手法の開発や能力向上が求められている現実も浮かび上がった。
経験5年未満の若手(357人)と20年以上のベテラン(381人)を対象に捜査技能の「修得・伝承」についても質問。若手の96・6%が「ベテランから技能を修得する必要性があると感じる」と答え、ベテランの92・5%も「若手に技能伝承していく必要性があると感じる」と答えた。
修得・伝承の必要性を感じる具体的な捜査技能としては「取り調べ」を挙げた人が若手とベテランを合わせた全体の77・6%と、2位の「各種捜査要領」(49・0%)を引き離して最多だった。