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北九州市:門司病院「茜会」委託 市長「市民守る医療期待」 /福岡

 ◇議会の議決得て指定

 北九州市は21日の市議会保健病院委員会で、09年度から10年間民間委託される市立門司病院(門司区)の指定管理者に医療法人「茜会」(山口県下関市、吉水卓見理事長)を充てる方針を正式報告した。茜会は現在の内科など8診療科を10~12に増やす計画を立てているという。北橋健治市長はこの後の会見で「市民を守る地域の医療機関として活躍してほしい」と語った。

 門司病院は、06年度には単年度で5億2800万円の赤字を計上。市は昨年12月、09年4月から民間委託することを決め、茜会など2法人が受託を申し出ていた。

 議会への報告によると、茜会は受託先を決める市の選定委員会に、診療科目を09年度には10科に増やし、ゆくゆくは12科とする計画を提示。さらに、平日午後や土曜に外来診療を受け付けたり、肥満予防教室を開くなど新たなサービスに取り組む考えも示した。

 委員会は今月、基準に沿って2法人を採点。茜会は600点中466点、別の法人は362点で、茜会を選んだ。

 委託の正式決定には、議会の議決が必要となる。市長は会見で「(茜会への委託は)議会でのやり取りも踏まえて作業が進められた結果だと思う」と述べ、議会の同意は得られるとの認識を示した。【平元英治、木村雄峰】

〔北九州版〕

毎日新聞 2008年8月22日 地方版

 
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