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露、NATOとの軍事協力を全面凍結…グルジア問題めぐり

8月22日11時16分配信 読売新聞


 【ブリュッセル=尾関航也】北大西洋条約機構(NATO)のロメロ報道官は21日、NATO・ロシア間の軍事協力を全面凍結するとの通告がロシア側からあったことを明らかにした。

 グルジアとロシアの軍事衝突で、NATOがグルジア寄りの姿勢を鮮明にしたことに対する抗議の措置とみられ、米欧とロシアの関係悪化に拍車がかかりそうだ。

 報道官によると、通告は「NATO加盟国との軍事協力を当面、停止することをロシア国防相が決定した」との内容で、21日に軍部間の連絡経路を通じて寄せられた。

 NATOとロシアは2002年に設置された定期協議の枠組み「NATOロシア理事会」での合意に基づき、双方の艦船による地中海の合同巡視作戦や、戦域ミサイル防衛システムの共同研究など、多数の合同プロジェクトを実施してきた。

 協力凍結は、こうした軍部間の接触が無期限に中断することを意味する。

 NATOは19日の外相理事会で、ロシアにグルジア領内からの撤兵を求める声明を採択し、軍事協力の凍結を警告していた。ロシアの通告について、報道官は「留意する」と述べるにとどめ、論評を避けた。

最終更新:8月22日11時16分

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