厚生労働省は21日、医師の負担を軽くするため来年度に看護師を対象とした研修を実施する方針を決めた。看護師が医療現場で担当できる業務内容を確認してもらい、医師が診療行為に専念できる体制を整える狙い。同省は医師の待遇改善にもつながるとみている。
医療現場では医師でなくても対応できる業務まで医師に集中し非効率との指摘が出ている一方、看護師についても専門性を十分に発揮できていない面があるとされる。医療関係者によると「医師法など法律で定められている業務区分があいまいで、何でも医師に任せてしまう傾向がある」という。(07:00)