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面倒、多忙、警察嫌い…=得にくい国民の捜査協力−警察白書

8月22日10時21分配信 時事通信


 「面倒」「多忙」「警察を快く思わない」−。そんな理由で、警察が国民の捜査協力を得にくくなっていることが、2008年版警察白書から読み取れる。「聞き込み」を糸口に解決した事件数も大幅に減っており、「協力の確保は急激に困難になっている」としている。
 警察庁は1−2月、第一線の刑事警察官に日ごろ感じる困難や課題をアンケート。全国の計2454人から得た回答を白書に載せた。
 それによると、「捜査への協力を得ることが困難と感じる」は79.2%に上った。最も多い理由(複数回答可)は、「警察に話すのが面倒と考えている人が多い」の58.3%。次が「情報提供に慎重な会社が多い」の48.2%で、「多忙で協力をためらう人が多い」の31.9%、「警察を快く思っていない人が多い」の30.8%、「何の得にもならないと考えている人が多い」の26.4%と続いた。
 困難と感じる具体的な場面は、「資料の任意提出を拒まれる」の52.3%が最多。「関係者が氏名を明かしたがらない」は43.2%、「住民に聞いても情報提供を拒まれる」も29.8%あった。

〔関連ニュース〕
聞き込みを糸口とした検挙・グラフィックス
刑法犯の認知・検挙・グラフィックス  

最終更新:8月22日11時36分

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