【ワシントン小松健一】米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のジョンドロー報道官は21日の記者会見で、ロシアがNATOとの軍事協力凍結を表明したことについて、「我々もグルジアの問題が解決するまでロシアとの軍事演習などの協力を考えることはできない」と指摘し、米国も軍事協力を凍結する方針を明確に示した。
ロシア軍のグルジアからの撤退については「撤退は極めて限定的だ。ロシアは和平合意に違反している」と非難した。そのうえで「撤退を履行しなければ、ロシアは自らを孤立化させるだけだ」と述べ、早期撤退を改めて要求した。
一方、グルジアでの人道支援を行っている米国際開発庁のフォア長官は21日、グルジアの首都トビリシから電話で記者発表を行い、グルジアの避難民が約13万人に上ることを明らかにした。一方で「我々は南オセチア自治州に入ることができず、グルジア国内の道路封鎖も多い」と述べ、物資配給などが行き渡っていないことに懸念を示した。
毎日新聞 2008年8月22日 10時47分
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