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日本のタンカー、海賊に乗っ取られる ソマリア沖

2008年8月21日17時7分

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 【シンガポール=杉井昭仁】クアラルンプールの国際海事局海賊情報センターによると、アフリカ東部のソマリア沖で21日午前6時前(日本時間正午前)、興洋(こうよう)海運(東京都港区)が管理するパナマ船籍のケミカルタンカー、アイリーン(7373トン)が海賊に乗っ取られた。周辺に展開中の米海軍などが捜索・救助活動に当たっている。

 タンカーにはフィリピン人やロシア人など計19人の乗組員がいたが、日本人はいないという。

 海賊はアイリーンを乗っ取る前に、イランの貨物船を襲撃して乗っ取ったという。また、同日正午過ぎ、ドイツの貨物船も乗っ取られた。ソマリア周辺の海域では、身代金目的の海賊行為が頻発している。7月以降、日本やタイの貨物船などが乗っ取られ、8月19日にもマレーシアのタンカーが乗っ取られている。

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