スペインの首都マドリードのバラハス国際空港で20日午後起きたスパンエア機の離陸失敗、炎上で、同社の報道担当は21日、最初の離陸前に、事故機エンジンの空気取り入れバルブが過熱状態に陥っていたことを明らかにした。AP通信が報じた。
この過熱と事故原因の関連性は不明。整備士が整備規定に従い、問題のバルブの機能を停止させる処置を施していた。米ボーイング社のMD─82型の同機は2度目の離陸で事故に遭っていた。
スペイン紙エル・パイスは事故原因に関連し、離陸の際、エンジン2基の1基がトラブルを起こしたと報道。機体が落下する前、左エンジンが爆発音を出し、出火したとの目撃者の証言も伝えた。
同社はまた、カナリア諸島発、マドリード行きの同社便MD─82型機で16日、エンジンにトラブルが起き緊急着陸を強いられたとの事実も明らかにした。この機材が20日の事故機と同一であるかは不明。事故機はカナリア諸島ラスパルマスへ向かう予定だった。
20日の事故では乗客乗員172人のうち153人が死亡している。米国家運輸安全委員会(NTSB)がチームを派遣、スペイン当局の原因解明作業を支援する。