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サイバー犯罪:21%増…上期前年比 児童被害目立つ

 全国の警察が今年上半期(1~6月)に逮捕や書類送検したサイバー犯罪は2192件で、前年同期(1808件)より21.2%増加し、上半期の統計の残る00年以降で最も多くなったことが警察庁のまとめで分かった。このうち出会い系サイトなどを通じ児童が性的被害を受けた児童買春禁止法違反と青少年保護育成条例違反は計495件(前年同期比28.6%増)で、子どもが被害を受ける事件が目立っている。同庁は「有害情報が含まれるサイトへの接続を防ぐフィルタリングの普及を進め、児童の被害を防ぎたい」としている。

 サイバー犯罪の態様別では、ネットオークションで商品をだまし取るなどの詐欺が583件(同19.0%増)で最も多く、他人のIDやパスワードを使ってインターネットサイトに侵入するなど不正アクセス禁止法違反が157件(同0.6%増)▽偽ブランドなどの商標法違反111件(同5.9%減)--など。

 児童が絡む事件は、児童買春禁止法違反が284件(同3・3%増)▽青少年保護育成条例違反211件(同91・8%増)▽出会い系サイト規制法違反(不正誘引)159件(同307・7%増)▽児童ポルノ禁止法違反111件(同15・6%増)と、いずれも増加した。同庁は「出会い系サイトでは顔の見えない気安さから、児童と大人が安易に買春の金額や待ち合わせ場所などを約束して事件につながっている」と分析している。【遠山和彦】

毎日新聞 2008年8月21日 12時05分(最終更新 8月21日 12時28分)

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