高梁川水系のダム貯水率低下を受け22日、岡山河川事務所は「渇水対策支部」(支部長・光成政和所長)を設置する。取水制限の恐れもあり、情報提供、対策を検討する。 同水系主要ダムの貯水率(20日午前9時現在)は45・5%(平年値80・1%)で、夜間断水が行われた1994年に匹敵する低さ。19、20日は1日で1・5ポイント低下している。 支部設置後、ダム貯水量や取水状況の情報収集など対応を強化。同日、同水系水利用協議会の渇水調整会議が開かれ、中国地方整備局も「渇水対策本部」を設置する。今後もまとまった降水がなければ、23日ごろには貯水率が取水制限の目安となる40%を切るという。 旭川水系の主要ダムの貯水率(20日午前9時現在)は75・5%、吉井川水系が84・7%。同事務所は「水の大切さを再認識し、節水に心掛けてほしい」と呼び掛けている。