学部共通課程とは?
◇学部横断的な役割を果たしています。
外国語学部の各学科は、国家・地域単位で設置されています。そのような学科構成
の中で、当グループは、次のような学部横断的役割を担っています。
第1は、英米・フランス・スペイン・ドイツ・中国の5学科体制で欠落している国家や地域を埋めるという役割です。このためロシア研究、イスラームなどの
諸地域研究、日本の政治経済などの科目が置かれています。
第2は、各学科での勉強の基礎を提供することです。言語・文化・政治・経済研究入門、言語学、音声学、法律、経済原論などの科目が設置されています。こ
れらの中には公務員試験の受験に必要な科目があるので、公務員志望の学生には役立つでしょう。
第3は、個別の各学科をつなぐ国際関係を学ぶための科目として、国際関係論、国際法、国際人権法、国際経済、比較文化などがあります。冷戦終結後に急速
に国際化・グローバル化が進み、現実の国際関係を国家・地域単位で捉えることが難しくなっていることから、こうした科目の重要性が増してきています。
第4は、日本語と日本の文化を世界に発信することのできる国際人を養成するために「日本語教員課程」が設置されています。異文化理解を念頭に置きながら
国際的コミュニケーションの手段としての日本語を学ぶことができます。
◇卒業論文を書くこともできます。
なお、当グループに所属する下記の専任教員の指導の下で卒業論文を書くことがで
きます。そのために、特に言語・比較文化演習と国際関係演習というゼミナール方式
の授業が行われています。
専任教員紹介 2007年4月1日現在
高橋慶冶(たかはしよしはる)一般言語学研究、現代チベット語のフィールドワークによる調査
研究
東 弘子(あずまひろこ)現代日本語の文法研究
高島忠義(たかしまただよし)開発と環境の問題、先進国の経済摩擦問題を解決するための国際的ルールの研究
加藤史朗(かとうしろう)近現代のロシア史及びCIS諸国をめぐる国際関係、日ロ関係の研究
木下郁夫(きのしたいくお)国連を中心とした国際政治・国際関係の研究、グローバリズムと地域主義やナショナリズムの関係などの研究
木下郁夫のホームページ
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