岡山放送局

2008年8月20日 19時0分更新

井原の乳児殺害、殺人で起訴


先月、井原市の女が出産直後の男児を窒息死させたとして逮捕された事件で、岡山地方検察庁は20日、この女を殺人の罪で起訴しました。
起訴されたのは井原市笹賀町の青果店手伝い、佐々木博美(41)被告です。

起訴状によりますと佐々木被告は先月23日、井原市の自宅で出産直後の男児の顔をマットに押しつけるなどして窒息死させたとして殺人の罪に問われています。

この事件をめぐって警察は、先月30日に佐々木被告を重過失致死の疑いで逮捕しましたが、取り調べを進めた結果、殺害を認める供述を始めたことなどから、容疑を殺人に切り替えて調べを進めてきました。

佐々木被告は警察の調べに対して「今までに4回、自分の部屋で子どもを産んで窒息死させて隠していた」と供述しており、佐々木被告の自宅からは死後1年以上が経過した2人の乳児の遺体が見つかっています。

警察ではこの2人の乳児についても佐々木被告が出産したものとみて調べを進めることにしています。