2008年 8月 20日
自宅で出産後の赤ちゃん殺害、母親を起訴
先月、自宅で出産したばかりの赤ちゃんを殺害したとして逮捕された井原市の女が20日、殺人の罪で岡山地方裁判所に起訴されました。起訴されたのは井原市笹賀町の青果店手伝い佐々木博美被告41歳です。起訴状などによりますと佐々木被告は先月23日午前3時半ごろ、自宅で出産した男の子を布製のマットに押し付け鼻と口をふさぎ窒息死させたものです。警察のこれまでの調べで佐々木被告の自宅からは死後1年以上たった別の2人の赤ちゃんの遺体が見つかっています。取り調べに対し佐々木被告は「今までに5回、自宅で子供を産み殺害した」と供述しているということです。警察はこれまでに見つかった3人の赤ちゃんの遺体をDNA鑑定した結果、20日までにいずれも佐々木被告の子供であることが確認されたということです。

岡山大学出身の小林祐梨子選手を応援
北京オリンピック陸上女子5000bが19日夜、行われました。岡山大学から出場した小林祐梨子選手を応援しようと、大学の教員らが熱い声援を送りました。岡山大学には、教職員や学生など約40人が集まり、テレビ中継を見ながら小林選手を応援しました。レースは序盤からゆっくりとしたペースで進みます。小林選手は、集団の後方につけ、ラストスパートに備えます。ラスト一周になるとレースが一気に動きます。小林選手は、無条件で決勝に進める6位とわずか0.75秒差の7位でゴールしました。しかし、2組目の結果、タイムでの決勝進出も叶わず、残念ながら予選落ちに終わりました。小林選手は今月25日に帰国する予定です。

水島コンビナートの事故防止会議
水島コンビナートの企業が事故防止策のあり方を考える会議が20日、倉敷市で開かれました。会議には水島コンビナートにある事業所の防災担当者など約80人が参加しました。ベテラン社員による技能講習や、事故を想定した訓練の実施など、各企業が取り組んでいる事故防止策を発表しました。岡山県によりますと、水島コンビナートにある企業の多くは建設から40年以上が経過し、設備が老朽化しているということです。このため、今後、発生が懸念される東南海・南海地震など大規模な災害に備えた対策を行うことが課題となっています。水島コンビナートでは今年4件の事故が発生していますが、いずれも腐食した配管からの漏えいなど、物的要因によるものだということです。

岡山高島屋にタオル動物園
岡山市のデパートに20日からぬいぐるみの動物園がお目見えしましたこの動物たちはタオルでできています。タオル動物園がお目見えしたのは岡山市の岡山高島屋です。会場にはシマウマやペンギンなど約30種類の動物のぬいぐるみ、約70匹が大集合しています。すべてタオルの生地からできているため肌触りはふわふわ。大きさも様々でこちらのキリンは高さが2メートルもあります。一方、カラフルな柄のタオルからできたゾウは重さが120キロもあります。ぬいぐるみは実際に触れることができ、訪れた子どもたちはタオルでできた動物たちに夢中になっていました。このタオル動物園は岡山市の岡山高島屋で今月26日まで開園しています。

塩田透岡山県警本部長が退任会見
20日付けで岡山県警本部長を退任する塩田透本部長が退任の記者会見を行いました。岡山県警の塩田本部長は在任した2年間の実績についてパトロールや取り締まりの強化で去年の刑法犯認知件数が7.5%減少したことや去年の交通事故の死者数が115人と49年ぶりの低い水準になったことをあげました。その一方で警察官の窃盗未遂事件や飲酒運転による自損事故など相次いだ不祥事についてはもっと規範意識を浸透させるべきだったと話しました。塩田本部長は21日付けで東北管区警察局長に着任し後任には科学警察研究所総務部長の江原伸一さんが内定しています。

ドイツの森でコスモスの花見ごろ
赤磐市のテーマパークで早くもコスモスの花が見ごろを迎えています。コスモスの花が見ごろを迎えているのは赤磐市のドイツの森です。約2100平方メートルの敷地にはオレンジ色の花を咲かせる品種、キバナコスモスが植えられています。6月に種をまいたコスモスは今月上旬から花を咲かせ始めていて、今が一番の見ごろです。コスモスは約50万本あるということで、オレンジ色のじゅうたんを敷き詰めたように花が咲き競っています。訪れた人たちはコスモスの花をバックに写真を撮るなどして、楽しいひと時を過ごしていました。ドイツの森のコスモスの花は来月中旬まで楽しめそうです。

新見市で世界の昆虫展
カブトムシやチョウなど世界の昆虫の標本や写真を集めた昆虫展が新見市で開かれています。会場には岡山県内の昆虫愛好家グループ、「岡山昆虫談話会」のメンバーが持つ昆虫の標本約2000点が展示されています。中でも、南米に生息する世界最大のカブトムシ、ヘラクレスオオカブトや、東南アジアやオセアニアに生息する色鮮やかなチョウなどが目を引いています。また、会場には昆虫写真の巨匠、栗林慧さんが撮影した昆虫の目で見たような写真や、新見市出身の自然写真家、難波由城雄さんが撮影したミツバチやアゲハチョウの幼虫などの写真50点も展示されています。この世界の昆虫展は今月24日まで新見市の新見美術館で開かれています。