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白馬土砂崩れ 不明の2人“無言の帰還”

収容され、ヘリコプターからワゴン車に移される遺体
収容され、ヘリコプターからワゴン車に移される遺体
Photo By 共同

 長野県白馬村の北アルプス・白馬岳(2932メートル)の大雪渓で起きた土砂崩れで、県警は20日、現場から神奈川県大和市つきみ野の鈴木玖仁子さん(65)と長野県松本市の山岳ガイド野間洋志さん(35)の遺体を発見した。

 一方、長岡工業高等専門学校(新潟県長岡市)の60代の教授佐藤国雄さんと連絡が取れなくなっていることが20日、新たに分かった。県警は遭難した可能性もあるとみて捜索を続ける。

 県警によると、崩落は最大幅約50メートル、長さ約100メートルにわたっており、遺体はその中央付近で見つかった。県警や民間の救助隊員約20人が20日早朝から捜索していた。

 調べによると、鈴木さんと野間さんは18日に一緒に入山。白馬岳や杓子岳(2812メートル)などを巡り、21日に下山する予定だった。19日夜に白馬岳山頂近くの「白馬山荘」に宿泊予定だったが、到着しなかった。

 長岡高専などによると、佐藤さんは山岳部顧問で、18日から20日までの日程で入山していたとみられる。

[ 2008年08月21日 ]

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