ユーモアたっぷり
 麻生自民党幹事長が名古屋で熱弁

 自民党の麻生太郎幹事長は20日、名古屋市西区のホテルで開催された経済団体主催のセミナーで講演、約1時間半にわたって熱弁を振るった。
 グレーのスーツにノーネクタイのクールビズ姿で現れた麻生氏は、ユーモアたっぷりの口調で時折、会場内を笑いの渦に巻き込むなど独特の麻生節を披露した。
 福田康夫総裁(首相)から直々に要請された幹事長復帰については「話をもらった時は正直乗り気ではなかったが、自民党結党以来最大の危機。個人の都合で固辞するわけにはいかないと思って受けた」と明かした。「8月からまるで生活が一変した。警護に囲まれてまるで保護観察みたいだ」と冗談も交えた上で「国民の不安感を一掃することがわたしの役割だ」と決意を述べた。衆院の解散時期など政局の話はなかった。
 ■「内需刺激、次期臨時国会は景気回復が重要課題」
 日本経済については「国民に元気がない。気分的なものを変えないと景気対策はできない。これまでは外需依存だったが、これからは内需刺激だ。海外から評価され、日本の底力ともいえる技術力を経営者はもう少し認識してもらいたい」と提言。小泉政権以降停滞気味の景気対策を積極的に推進する方針を示し、次期臨時国会は景気回復が重要課題になることを示唆した。また「金は使うもの。貯蓄しているだけでは何にもならない」と国民に消費拡大のメッセージを投げ掛け、『意識改革』を促した。
【写真説明】講演する麻生太郎自民党幹事長=20日午前名古屋市西区のホテル

(2008年8月20日更新)


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