『鬼嫁日記 いい湯だな』関西テレビ経費節減のあおり?
一通り見てびっくりしたことにはロケがない。冒頭に「銭湯はいま」という感じで現状を解説した部分に実在の銭湯がいくつかでてきたものの、俳優がでてくるパートになるとすべてスタジオのセット。
前シリーズってこうだった?と見返したけど、普通にロケしてました。
70年代まではビデオカメラが大きくて外に持ち出せない時代はこういうドラマもありました。『渡る世間は鬼ばかり』なんてその時代の雰囲気をもっているためほとんどスタジオだけど、まったくないわけじゃない。
この理由を好意的に推測すると銭湯ものの名作『時間ですよ』もロケはあったか?というドラマなのでこのオマージュとしてそうしたんじゃないかと(「いい湯だな」というサブタイトルをはじめて聞いた時、堺正章かドリフのだれかが出演するに違いないと思ってました)。ユリユリ(蛯原友里)のベリーダンスコーナーとかバラエティ的なところが久世光彦演出ぽくはあります。
もうひとつ、好意的じゃなく推測すると、経費節減のため。「あるある」問題を起こしてしまった関西テレビの制作で、経営的に今後くるしくなることが予想されるため、徹底的に最初につくったセットだけで撮影しよう、としているんではないかと。
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