大野病院事件 被告の医師に無罪判決
2008年08月20日 17:38
県立大野病院で、帝王切開で出産した女性が手術中に死亡し、執刀した医師が業務上過失致死などの罪に問われていた裁判です。
きょうの判決で、福島地方裁判所は、被告の医師に無罪判決を言い渡しました。
無罪判決を受けたのは、大野病院の産婦人科医、加藤克彦被告40歳です。
加藤被告は、2004年12月、当時29歳の女性の帝王切開の手術をした際、無理にゆ着した胎盤を引き剥がして大量出血を引き起こし、死亡させたとして、「業務上過失致死」などの罪に問われていました。
この裁判は、現職の医師が逮捕、起訴されたことから、医療界が強く反発するなど、全国からも注目を集め、裁判所には、25枚の傍聴券を求めて788人が列を作りました。
きょうの判決公判で、福島地方裁判所の鈴木信行裁判長は、争点となっていたゆ着した胎盤の処置について、「大量出血の可能性は予測できたが、胎盤をはがした行為は、当時の医療水準に照らせば妥当」などと、被告・弁護側の主張をほぼ認め、加藤被告に無罪の判決を言い渡しました。
佐藤栄佐久被告 東京高等裁判所に控訴
2008年08月20日 17:37
収賄の罪に問われ、今月8日に一審の東京地方裁判所で有罪判決を受けた前の知事、佐藤栄佐久被告が、判決を不服として東京高等裁判所に控訴しました。
栄佐久被告は、県発注のダム工事に絡んで、弟の会社の土地取引を使い、ゼネコンからワイロを受け取ったとして、収賄の罪に問われていました。
東京地裁は、今月8日に検察側の主張をほぼ認め、栄佐久被告に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
初公判から一貫して無罪を主張していた栄佐久被告は、あさっての控訴期限を前に、きょう東京高裁に控訴を申し立てました。
弁護士は「一審の判決は明らかな誤判」で、「真実に迫った判決」を求めたいとコメントしています。
また、懲役2年6か月、執行猶予5年、追徴金7,300万円あまりの判決を受けた弟の祐二被告も、同じく控訴しています。
前の知事の犯罪をめぐる争いは、高裁に舞台を移すことになります。
北京五輪自転車男子スプリント 渡邉一成選手は12位
2008年08月20日 17:36
北京オリンピック自転車の男子スプリントに出場した、双葉町出身の渡邉一成選手は、12位と健闘しました。
双葉町出身の渡邉一成選手は、きのう、自転車の男子スプリントで、9位から12位を決めるレースに出場しました。
1周200メートルのトラックを3周して順位を争うレースで、渡邉選手は1周半から果敢にしかけて逃げ切りをはかりましたが、最後の直線で他の3人の選手に差し切られ、12位でした。
渡邉選手は、4年後のロンドンオリンピックでの巻き返しを誓っています。
列車に揺られ 対策話し合う
2008年08月20日 17:35
列車に揺られていいアイデアは出たでしょうか。
11億円を超える累積赤字を抱える会津鉄道の利用者を増やそうと、きょう、沿線の関係者などがイベント列車=「会津浪漫号」に揺られながら対策を話し合いました。
この中では、「観光客向けのボランティア車掌」を募ることや、「赤ベコや会津桐製の乗車券」を発行することなど、20ほどのアイデアが提案され、関係者は今後、実現に向けて検討を進めることにしています。
いわきの海水浴客 106万人が楽しむ
2008年08月20日 17:34
この夏は梅雨明けが早かったこともあり、いわき市の海水浴場を利用した人は、去年より23万人増えました。
先月16日に海開きしたいわき市の9つの海水浴場は、きょうで36日間の海水浴期間を終えました。
薄磯海水浴場には、ことし最後の海水浴を楽しもうと午前中から家族連れなどが訪れ、照りつける太陽の下、波と戯れていました。
この夏は梅雨明けが早く、土、日や、お盆の期間中も天気に恵まれたため、きょうまでの期間中、いわき市の海水浴場を訪れた人は106万7200人あまりと、去年より23万人ほど増えました。
海水浴客は、時折心地よい風が吹く砂浜で、行く夏を惜しんでいました。
北京五輪女子走り幅跳び 池田久美子選手予選敗退
2008年08月19日 18:29
北京オリンピックの話題です。
福島大学陸上部出身の池田久美子選手が、女子走り幅跳びの予選に出場しました。
決勝に進むには、3回の試技で6メートル75センチ以上を跳ぶか、上位12人に入ることが条件です。
6メートル86センチの日本記録を持つ池田選手でしたが、1回目の跳躍で6メートル44センチ、2回目は6メートル47センチにとどまります。
逆転を狙った3回目は惜しくもファウル。
全体の20位で、予選突破はなりませんでした。
*池田久美子選手インタビュー
「自分の力は出し切った、この結果かなと思います。オリンピックは甘いものではない、観客の応援はすごいなと感じた」
一方、福島大学では、食堂に教職員や学生など百人ほどが集まり、池田選手の跳躍を見守りました。
*今野順夫学長インタビュー
「彼女にとってはもっとハイレベルな記録を出したいと思ってると思う。その点は非常に残念だと思うが、ぜひ今後とも頑張っていただきたい」
須賀川柔道部事故 顧問ら不起訴処分
2008年08月19日 18:21
須賀川市の中学校で、柔道部の練習中に女子生徒が大ケガをした事故で、業務上過失傷害の疑いで書類送検されていた柔道部の顧問ら2人は不起訴処分となりました。
2003年に、須賀川第一中学校で、当時1年生だった女子生徒が柔道部の練習中に大ケガをし、いまも意識が戻っていません。
この事故で警察は、柔道部の顧問と副顧問の2人が練習に参加せず監督義務を怠ったとして、業務上過失傷害の疑いで書類送検していました。
しかし検察は、きのう付けでこの2人を不起訴処分にしました。
*女子生徒の母親インタビュー
「結果は非常に納得のいくものではないので、大きな事故は防げたはずだっていう思いがやっぱり強いので、私は大きな過失を犯していると思っていました」
女子生徒の家族は、処分を不服とし、検察審査会に申し立てる方針です。
この処分について、須賀川市教育委員会の坂野順一教育長は、「慎重な判断の結果と受け止めている」とコメントしています。
旧さくら野百貨店テナント跡 建物買い取りも検討
2008年08月19日 18:20
3年前の2005年に撤退した福島市の旧さくら野百貨店のテナント跡の問題です。
市は、建物を買い取ることなども含め、その活用方法について検討していくことになりました。
この問題を巡り、きょうは旧さくら野百貨店のビルのオーナーである積水ハウスの内田隆常務らが福島市の瀬戸市長を訪ね、入居するテナントを探してきたこれまでの経過を説明しました。
積水ハウス側は、商業施設だけで全てのフロアを埋めることは難しいことから、当面はテナント探しを中止することを瀬戸市長に伝えました。
その上で、今後は市が中心となって、建物を買い取ることも含めて利活用案を検討してもらい、その案に積極的に協力したいと申し入れました。
これに対して瀬戸市長は「中心市街地活性化の観点から、地元の経済界とも相談し、さっそく検討に入りたい」と、前向きな考えを示しました。
男性が行方不明 水路に流された可能性
2008年08月19日 18:19
73歳の男性が行方不明になっています。
きょう午前10時半ごろ、会津若松市の73歳の男性が、「水路を見に行く」と、市内北滝沢にある水路に出かけたまま、行方がわからなくなっています。
男性は、日頃からボランティアで水路の開け閉めをしていて、水路のそばには男性の傘が残されていました。
きょうは大雨で、普段より水位が高く、警察は、男性が流された可能性もあると見て、付近を探しています。
なでしこジャパン 3位決定戦へ
2008年08月19日 12:00
北京オリンピックの女子サッカーで、なでしこジャパンは準決勝敗退、3位決定戦で初の銅メダルを目指します。
アメリカとの準決勝、なでしこジャパンは先制するものの、逆転を許すと後半も失点を重ねてしまいます。
マリーゼの丸山桂里奈選手が勤務する福島第一原子力発電所の職員などおよそ50人が寮で声援を送る中、途中出場の丸山選手も、得点につながるプレーでチームに貢献しますが、逆転ならず、2対4でアメリカに敗れ、あさっての3位決定戦でドイツと銅メダルをかけて戦います。
また、陸上女子400mハードルでは、福島大学出身の久保倉里美選手が準決勝1組に出場しましたが7着に敗れ、日本人初の決勝進出はなりませんでした。
きょうは、同じく福大出身の池田久美子選手が、走り幅跳びの予選に出場しています。