南オセチアをめぐるロシア軍とグルジア軍の戦闘で、双方あわせて279人が死亡したことが、20日、わかりました。
グルジア側の発表によりますと、戦死者は215人で、うち兵士が133人、警察官が13人、一般の市民の中からも69人の犠牲者が出ました。また、およそ1500人がけがをしたということです。
一方、ロシア側は、兵士64人が死亡したと発表しています。また、南オセチアの市民およそ1600人がグルジア軍の攻撃で死亡したとしていますが、明確な根拠は示されていません。
ロシア軍の発表によると、グルジア西部の港湾都市ポチで19日、グルジア兵20人を拘束しましたが、この中に3人のアラブ人の傭兵とみられる兵士が含まれていたということです。ロシア軍は、アラブ人とみられる兵士以外の17人を、武装解除した後に解放しています。(20日21:22)