北海道の個人施設に関して




もう数年前から、その問題が取りざたされてきた現場です。
以前は、100頭を超える犬猫がおりました。
東京に本拠を置く、某大手猫関連の団体関係者が支援をしていた経緯もありました。
しかしながら、この施設の環境は筆舌に尽くしがたいものであることが判明、またこの施設を運営する人物が全く改善する意志を示さなかったため、この団体関係者は支援を打ち切ってきております。

当サイトでは、2年ほど前から多少の関わりを持ってきております。
この施設運営代表者には、里親探し推進の申し入れを行い、当時は有志を募ってこの点について手紙つきで支援物資を送ったりと言うことをしてきています。
それでもどうにもならない・・・、いっそ施設をつぶす方がいいのではないか・・・。
そうも考えました。
法律的な手段も含め、色々検討しましたが、何よりも最終的には現地の犬猫の処遇の見通しがつかない。
当時は今とは桁が違う数がいたのも大きかったんですが。
この点があって、断念をせざるを得なかったのです。
その後は、当方のページトップで、今日までずっと崩壊後のネットワーク作りだけを呼びかけて現在に至っております。

私自身、現在の動きに関しては、昨年年末12月くらいに知りました。
お知り合いからのメールがその一報です。
とにかくとても心配をしました。
掲示板とかの書き込みを読むに付け、非常に危うい気がしてしまったのです。
私達の間では、多頭飼育崩壊と言う言葉は、とてつもなく大きな意味を持ちます。
ボランティアの多くは、既に自身で限界に近い多頭数を抱えています。
そんな中、自分のテリトリーの中でこの問題が持ち上がったとしたら、頭を抱えてしまいます。
それを、現地の一般の人たちがやろうとしている・・・、恐らくはこういった問題に携わったことがないだろうと思われるし、そんな中どうするんだよ・・・、怖いよ・・・って、老婆心ながら思ってしまいました。

愛護関係では、暗部になるかもしれないグループのかかわりも懸念されたところです。
しかしながら、現地グループの方達とメールでお話をさせていただくなかで、上述のグループとの関わりも杞憂であったことが分かりました。

まずは現地の犬猫の安全を確保してから・・・と考えていた私とは、全く逆の方向から動き始めてしまっているわけです。
考え方の違いはとても大きいし、とても埋めることは出来ないでしょう。

しかしながら、もう動いてしまっているのです。
その是非を論ずる前に、考えなくてはいけないことがあるように思います。
考え方の違いを乗り越えて、協力できる部分を模索することです。


現在、現場はニャンコ先生という代表者と1名のボランティアさんが面倒を見ています。
この代表者には支援は要りません。
しかし、動物たちには必要でしょう。
また、この代表者を抜きにして、現地ボランティアさんが、必要なことを支障なく出来るようなことが考えられないでしょうか。
多分この代表者への支援は激減でしょうから、とばっちりが犬猫に行くのかもしれません。
とにかく、春まで一匹でも命を永らえて欲しい。


そして、最終局面・・・つまり崩壊後のことですが、この犬猫を救うためのネットワーク作りです。
すでに、重い感染症を持った猫だけを引き取りたいとのお申し出もあります。
この方は、私のお知り合いですが、いずれ当ページで記事として取り上げる予定をしています。
引取りが出来なくても構わないと思います。
崩壊後は、恐らくは物資、金銭も含め、必ず支援が必要になります。
グループの方は、金銭支援とかは考えていない事を言っておりましたが、私はしても構わないとお話をしました。
使途の透明性が確保されるのであれば、全く構わないのです。


様々な形での支援のネットワークを模索しようではありませんか。


確かに、私達から見れば、現地グループについては眉をひそめてしまうところもあります。
これは、どうしても考え方の道筋が異なるからです。
しかしこの活動自体、決して間違っていることではありません。
やはり現状のままでは、ここは存在すべき施設ではないのです。
皆さんの所と比べてどうですか。
保護犬猫に対しての、必要なケアは、皆さん相応にされているでしょう。
でも、ここにはそれを望むべくもないのです。
保護活動も必然的にその限度がありますから、これを超えれば、愛護をうたっていても所詮「犬猫コレクター」に過ぎません。

この人物が、規模を大幅に縮小して、自分の収入の範囲で出来ることだけをしていく、そんな原点に戻ること・・・。
実は、私はこれを望んでいます。
この人物だって、愛護家なんですから。
それも、彼自身、相応の真実を持っていると言う点は間違いはないところでもあります。
現状は、決して褒められませんが。



下記は、この問題のリンクページになります。
どうぞご覧下さい。
ニャンコ先生の家
動物愛護ってなあに?
犬猫ちゃんシェルターの話し合い
にゃんすけままの家
(にゃんすけままさんは、ページを一旦閉じられました。この方は、まさに本物のボランティアさんです。ちょっと残念ですが、やはり今回のことでは、色々と大変なのでしょうね。ページトップに閉鎖についての挨拶が書かれています。)

サッポロタイムズWEB記事







作成管理:ねこのおじちゃん

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