04年12月、福島県大熊町の県立大野病院(作山洋三院長)で帝王切開手術中に同県楢葉町の女性(当時29歳)が死亡した事故で、県警富岡署は18日、執刀した大熊町下野上、医師、加藤克彦容疑者(38)を業務上過失致死と医師法違反の容疑で逮捕した。
調べでは、加藤容疑者は04年12月17日、女性の帝王切開手術を担当。胎児を取り出した後、胎盤が子宮からはがれなかったため、大量出血の恐れがあることを認識しながらはさみで無理にはがし、女性を死亡させた疑い。また、医師法が規定する24時間以内の警察への届け出もしなかった疑い。【田中英雄、松本惇】
2008年8月20日