ひめぎん情報センター（松山市）が実施した今年度の「既婚サラリーマンアンケート」によると、昼食代の平均は450円と、昨年度に比べ90円減った。最近の物価高を受け、自宅から弁当を持参したり自宅で食べたりする人が増えるなど、会社員らの間で「節約志向が高まっているようだ」（益基センター長）と指摘した。

　調査は愛媛県内に住む既婚の会社員や公務員ら男女1250人を対象に7月に実施した。有効回答率は40.2％。

　昼食の内容は「自宅から持参した弁当」が最多の39.4％で昨年度比1.2ポイント上昇した。「（喫茶店や食堂など）外食」が16.5％で続くが2.7ポイント減った。

　節約志向を反映する動きとしては、外食に比べ単価の低い「社内食堂」が11.4％と2.6ポイント上昇、「自宅で食べる」も9.6％と3.3ポイント増えた。節約の観点だけでなく、「健康・環境志向の高まりも反映しているのではないか」（同）ともみている。