シドニー(AP) オーストラリア南東部シドニー近くの海で、迷子になったと見られるザトウクジラの赤ちゃんが、ヨットを母親と間違えて離れない様子が確認された。オーストラリアの各メディアが伝えた。
生後1─2カ月と見られる赤ちゃんクジラは、17日に初確認された。翌18日にはヨットからお乳を飲もうとしたという。
このままではいけないと、救助隊員らがヨットから赤ちゃんクジラを放すため、ヨットを沖合に移動させた。しかし、ヨットからは離れたものの、ヨットの近くを泳いでいるという。
赤ちゃんクジラは疲れている様子だが、乳離れしていないためエサを与えることはできない。このため、特に手助けはせず、赤ちゃんクジラが母親を見つけ出すか、どこかの群れに入るよう願っている。