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犬の食事

犬の食事

犬の食事〜ペット☆犬をモット知ろう

犬の食事  
 食事」について調べてみよう
 
メニュー項目名:
 
犬の食事・その1では、犬の食事における栄養学などを調べてみました。

 
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食事・栄養学
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犬の食事・食べ物 犬の食事(食べ物)の栄養学は
 
  犬の食事の栄養割合
 
  基本的に人間と同じで、3大栄養素であるタンパク質脂肪炭水化物
  微量の栄養素であるビタミンミネラル、そして水分などが必要です。
 
  犬はもともと肉食ハンターであり、人と比べると肉食傾向が強く高タンパク、
  高脂肪の食事を与える必要があり
ます。
 
  でも、与えすぎは肥満、逆に不足すると体重減や被毛への栄養不足となり
  ツヤがなくなる原因になります。
  また、犬は完全な肉食動物ではない雑食性であり、   食事・栄養割合 
  肉類だけで生きていくことはできず、タンパク源となる
  肉類が食事全体の大半を占めるのは避けるべき
とのこと。
  (一応の目安として右の円グラフを参考 →)
 
  そして、年齢とともに必要とされる栄養バランスも
  変わってくる
ため、年齢に適した良質のものを与える。
 
 
  犬の食事の栄養素 食事・栄養素
 
 
食事 主な栄養素 説 明
3大栄養素  タンパク質  
タンパク質
 
あらゆる生物の細胞(肉)に含まれていて、筋肉や血液、内臓、皮膚、被毛
など体を構成する重要な栄養素であり分解するとアミノ酸になる。
犬は人と比較して約4倍のタンパク質を必要とする。
良質なタンパク質を十分含んだものを与えることを心掛ける。
 
タンパク質を多く含む食品
 動物性タンパク → 牛・豚などの獣肉、鶏肉、チーズ、卵など

 牛 豚 鶏チーズ 卵
 
 植物性タンパク → 大豆、豆腐など
 大豆 豆腐
 
 
  犬の体(細胞)を構成するおもなアミノ酸
 
   必須アミノ酸 : 体内で合成することが出来ないアミノ酸、
           もしくは、体内で合成できてもごくわずかである。
           食事などで体内に積極的に採り入れる必要がある。
 

  犬の食事 必須アミノ酸
 
 
   非必須アミノ酸 : 通常は体内で合成することが出来るアミノ酸。
 
  犬の食事 非必須アミノ酸
 脂肪
 
  食事・3大栄養素
 
脂 肪
 
最大のエネルギー源で、タンパク質、炭水化物の約2.25倍のエネルギー量
といわれます。
人よりたくさんの脂肪を必要とする犬ですが、脂肪が多く含まれていると犬に
とって美味しく感じられるため、ついつい与えすぎると肥満の原因
となる。
肥満になると、被毛焼や肝臓、腎臓、糖尿病などの病気を誘発しやすくなる。
 
脂肪を多く含む食品 → 牛・豚などの獣肉、魚の肉など
 
 牛 豚 魚
 
 炭水化物  
炭水化物
 
繊維と糖質を合わせたもので、タンパク質と同程度のカロリーがある。
もともとは肉食ハンターである犬が、長い間、人と暮らしているうちに雑食性
となり、炭水化物を含んだ穀物や野菜も食べるようになった
といわれます。
 
炭水化物を多く含む食品 → ごはん、パンなど
 
 ごはん パン
 
 ビタミン  
ビタミン
 
3大栄養素のようなエネルギー源にはならないが、微量で多くの栄養素の
代謝に関与しており、犬にとっても欠くことのできない栄養素。
ビタミンは大きく
・水分にとける水溶性ビタミン<B群(1,2,4,12)、C>
・脂肪にとける脂溶性ビタミン<A、D、E、K>
に分けられる。
 
犬はビタミンK、Cは体内で合成できるが(合成できるから不要という意味
ではありません、障害を持つ犬、老齢の犬、妊娠している犬、などなどその
合成する力が衰えていたり、普段以上に必要とする場合もあります)、他の
ビタミン類は食事で摂取する必要がある。

 
 ビタミン 錠剤
 
 ミネラル  
ミネラル
 
カルシウム(人と比べて約24倍必要)、リン(人と比べて約20倍必要)

カリウム、マグネシウム、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨード、コバルト、
セレン、硫黄、ナトリウム、などがあり、体の発育や生理的機能の調節に
関与している。
 
カルシウムや炭水化物を多く含む食品 → 乳製品、小魚など
 
 乳製品 小魚
 
リンを多く含む食品 → 肉類、内臓など
 
 牛 豚 鶏
 
 牛、豚、鶏などの肉はリンの含有量が高いものの、カルシウムの含有量
 が低く、
長期に肉ばかり与えているとカルシウム不足で健康を害する。
 
繊維質の摂取 → 野菜など
 ジャガイモ 人参 穀物
 
 便通を整えるのに役立つ穀類やジャガイモ(芽は除く)、ニンジン
 などを適度に与えると良いとされる。
 
少量のニンニクは食欲や消化を促進する効果があるとのこと。
 ただし、
ネギ類(玉ネギ、長ネギ、ニラ、ワケギ、など)
 は中毒を起こすため与えてはいけない。
 
 水分
 
 
 
 
    
 
水 分
 
犬の体の約70パーセントは水分
です。
人と同じく、生きていくためには欠かせないものなので、
新鮮な水がいつでも飲めるように用意してあげることが必要。
特に運動したあとや食事のあとには良く飲みます。
 
水の容器はステンレス、鉛を含まないガラスや陶器のものが良いとのこと。
プラスチック類の容器はアレルギーなどの体調不良を引き起こすこともあり、
できるだけ避けるべきとのこと。

 
   食事・水
   犬の食事・水を飲むトイプードル    
 
ただし、飲む量が異常に増えてきたと思ったときは、人と同じく糖尿病
などの疑いがあるので獣医さんに相談する(診てもらう)のが一番です。

 
 
   注:枠内のイラストはイメージであり、犬の場合は犬用に適した調理や加工品を与えます。
 
 
  食事の適量    
 
   1日にどれくらいの食事の量を与えれば良いのか?
 
   これは、犬の大きさや個体差などもあり、一概にはいえないところが
   ありますが、健康な犬(生後6〜7ヶ月以上の成犬)の目安として
 
    体重の2〜3% と考えると良いとのこと
 
     たとえば、
 
      体重 5Kgの小型犬であれば、1日:100〜150g(グラム)
 
      体重15Kgの中型犬であれば、1日:300〜450g(グラム)
 
     などが、おおよその目安となります。
 
 
    カロリー計算に基づく適量(目安)と 肥満度チェック をみてみよう!
 
        
 
     ↑クリックするとカロリー計算の指標のひとつである
     RER(Resting Energy Requirement:休息時エネルギー要求量)と体重を基に
     一日のカロリー消費量を計算する窓枠ページが開きます。
 
     このカロリー計算の窓枠ページは「犬の食事 その2・カロリー計算
     の内容と同じものです。
     計算の方法などは、そちらのページを参照願います。
 
 
    与える回数は
 
     犬は1日1回でも良い、という意見もよく聞きます。
     ですが、特別な事情でもない限りは、
 
     朝と夜など1日2回に分けて与える
 
     のが一般的であるようです。
 
     この場合、昼は食事というよりも、オヤツとしての嗜好物
     与えるのが適当のようです。 
 
  手作り食やローフード(生食)に向く犬の食材
 
 
   手作りで与える犬の食事の食材、そして犬はもともと肉食動物であり、生肉を
   食べるのがもっとも自然であり栄養価も高いとされる考えのもと勧められている
   ローフード(生食)に向く食材の一覧です。
 
     ローフード(生食)について
 
      ローフードは比較的新しい考え方の「犬の食事」です。
      もし、犬にローフードを与えようとお考えの場合は、具体的な調理方法や与え方などを
 
      
別途、詳しくお調べになってから実行してください。
 
      今までドッグフード(特にドライ)中心の食事だった犬に、いきなりローフードを
      与えるのは下痢など消化の点や嗜好の点など、何かと問題が生じる可能性があるようです。
      また、生肉などは、火を通さない分、腐敗や雑菌(細菌)などの感染にも気を付ける必要が
      あります。
      生の場合は鮮度の落ちないうちに与えることが何よりも大事です。
 
      
ドッグフード  手作り(調理した)食  ローフード(生肉中心)
 
      犬の様子を見ながらドッグフードから徐々に調理食に切り替え、その後に同様に
      今度は
調理食から生肉中心のローフードに切り替えていくのがコツとのこと。

 
種 類 犬の食事 食材
 タンパク質
  + 脂肪
 
 
 主となる
 タンパク源は
 動物性のもので
 与える
 
  牛肉   羊肉   鶏肉
     
 
 内臓類(牛の心臓 鶏の内臓 鶏レバー 子牛のレバー)
    
 
  生骨    新鮮な魚(淡水魚は避ける
       ローフードにおいては
                  肉類、内臓類、骨、魚などすべて
                  生で与えます。
 
 加熱すると、タンパク質が犬にとって消化しづらい構造変化を
 起こすだけでなく生食として意味のあるタウリン、必須アミノ酸など、
 せっかくの生きた栄養素が失われてしまうとのこと。
 
 
  大豆   納豆   豆腐
  大豆  豆腐  大豆は煮るなど火を通して与える
                納豆・豆腐はそのまま与えてもOK
                特に納豆は良質のタンパク質であり、
                 腸内細菌のバランス改善の効果がある

  生卵
  生で与える時は卵白のみは避ける、卵黄も一緒に! など
 
 
 炭水化物
  ・ナッツ類

 
  米   玄米 雑穀類 大麦
            小麦トウモロコシはアレルギーの
                  原因となることもあるため、避けた
                  ほうが良いとのこと。

 
 さつまいも ゴマ アーモンド クルミ
          マカデミアナッツ
                      解明されていない部分がある
                      ものの、犬にとって毒性が
                      あるため、与えない方が良い
                      とされる。

 ひまわりの種 かぼちゃの種 など
      
 野菜  
 にんじん   ピーマン  きゅうり  えんどう豆 ブロッコリー
        
 
 オクラ  パセリ  セロリ  かぶ  大根   キャベツ かぼちゃ
         
 
 さつまいも じゃがいも カリフラワー 各種スプラウト
     ジャガイモ           
 
  ケール  ハーブ類  しょうが ニンニク(※少量 など
          
 
 ニンニクはネギ類にあたるため、与えてはいけないといわれることもあります。それは必要以上に大量に与える場合であって、少量を細かく切り刻んで炒める、などして食事に混ぜると、食欲を誘う、消化を助ける、などの効果があるとのこと。しかし、ニンニクの是非は獣医さんによっても意見はマチマチのようです。書物などでは少量であればと犬の食材として薦めるものがあり、マイナス面よりもプラス面が勝っているのは事実のようです。当ページにおいては、プラス面を考慮して食材として記載いたしました。これは、管理人の個人的な判断によるものです。ニンニクを与える場合は、犬の様子をシッカリと確認しながら自己責任のもとでお与えくださるようお願いいたします。
 
 
  犬は野菜のセルロース(細胞壁)を分解して消化することができない。
   そのため、
調理せずに野菜をそのまま与えても栄養を吸収することが
   できない
という。
 
   犬に野菜を与える場合は基本的にミキサーでペースト状にしたり、
   ゆがく、蒸すなど火を通して
セルロースを壊した状態のものを与える。
 

  本来、肉食動物は草食動物を捕食することで植物(野菜)の
   栄養素を得ている
   
  草食動物は食べた植物(野菜)を腸内細菌で分解・発酵させる。
 
  そして、肉食動物は草食動物を丸ごと食することで、分解・発酵
  された植物の栄養素を間接的に摂ることができる。
 
  よって、肉食動物は自分でセルロースを分解・発酵できなくとも、
  草食動物を食べることで植物の栄養素を摂取することができる。
 
  もともとは肉食ハンターである犬も、かつては草食動物を捕らえて
  食することで植物の栄養素を間接的に摂っていたとされる。
 
 くだもの  
 リンゴ バナナ モモ   プラム  マンゴー ブルーベリー
         
 
 スイカ  ナシ  など
   
 
 
 食材というよりも、おやつとして与えるのに適している。

 
以下は食材(おやつ)として気を付けるべき、くだもの
 ブドウ、
 レーズン
(干しブドウ)
 
   
 
アメリカの調査機関によると臨床結果で犬猫には有害性が
認められたのことです。
 
とはいえ、その因果関係については解明されておらず、
同じ摂取量でも症状が出る犬、まったく出ない犬がいる
とのこと。
 
症状
 
 摂取してから2〜3時間後に嘔吐や下痢を起こし、
 さらに3〜5日後には腎不全を発症するという。
 (腎不全から死亡に至った報告もあるとのこと)
 
食材(おやつ)として掲載している書籍なども
ありますが、まずは避けたほうが無難と思われます。
 
 アボカド
 
  
 
ペルジンという成分が犬や猫には毒性があるとのこと。
ペルジンは果実、葉、種子、樹皮に含まれおり、
アボカドは全体的に注意をする必要がありそうです。
 
症状
 
 
嘔吐、下痢を含む胃腸の炎症などで、最悪の場合は
 死亡する恐れもあるという。
 
ただし、いずれも多量に摂取したときに発症する
されており、過度に与えなければ大丈夫のもよう。
 
アボカドの果実自体は栄養価が高く、犬の食材として
薦める書物もあり、アボカドをベースにした犬の食用
加工品なども市販されています。
 
症状は犬の個体差(体質)にもよるところがあると
思われますので、果実を与える場合、最初は少量に留め、
その様子をシッカリと確認することが必要です。
 
そして、過度(頻繁)に与えるのは避けましょう。
 
 補助食品
(サプリメント)

 
 ここでいう
 補助食品とは
 犬用のものであり
 人間用のものでは
 ありません。
 
 人間用はその調合
 が異なり、犬に
 対して与えると
 有害となる恐れ
 があります。
 
 有機リンゴ酢 消化酵素 プロバイオティクス
 その他の抗酸化の効能が期待できるサプリメント など
 
  
 
 
 サプリメントは粉末状のものが好ましく食事と一緒のほうが与えやすい。
 
 消化酵素
  野菜の消化吸収を助けるのに役立つという。
 
 プロバイオティクス(probiotics)
  腸内の細菌のバランスを改善する微生物を意味し、免疫力を高める
  ことが期待できる。
 
 抗酸化
  老化の原因のひとつとされる活性酸素を取りのぞくことを意味する。
 
 
   注:上記で示した食材は飽くまで一例です、参考としてご覧願います。
      また、いくら適していると言われていても、何事も適量というものがあります。
      特に犬の嗜好性が高いオヤツなどは、犬が喜んで食べるため、ついつい与えて
      しまいますが、中には高カロリーのものも少なくありません。
     (肥満や栄養過多による病気を誘発する要因になります)
      何事も与えすぎには注意しましょう。



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