岡山放送局

2008年8月19日 19時47分更新

県「チボリ税金投入必要だった」

倉敷チボリ公園がことしいっぱいで閉園する方針が決まったことを受けて岡山県は、これまで公園に多額の税金を投入したことについて「公共性のある公園を運営していくには、公的支援が必要だった」として無駄にはなっていないという見方を示しました。

これは19日倉敷市議会で開かれた全員協議会で岡山県の大森企画振興部長が議員からの質問に答えて明らかにしたものです。

このなかで大森部長は▼これまで公園に多額の税金を投入してきたことについて、「公共性のある公園を運営していくには、公的支援が必要だった」としたうえで、「公園が出来たことで周辺への経済波及効果もあった」と強調し、県が公園事業に投資した税金は無駄にはなっていないという考えを示しました。
また、県民に対する説明責任をどう果たすのかという質問に対し県は、「今月行われる臨時株主総会で閉園が正式に決まったあと適切な時期に県民に示したい」と述べるにとどまりました。

一方、倉敷市の伊東市長は閉園後の公園のあり方について「株主総会のあとに土地を所有する会社と協議したい」と述べ、公園の今後のあり方についての議論は、今月26日に開かれるチボリ・ジャパン社の臨時株主総会のあとに持ち越されることになりました。