2008年8月19日 19時47分更新
妻が夫から暴力を受けるなどのいわゆる「DV被害」を受けたとして、岡山県内の相談機関や警察に寄せられた相談件数は昨年度あわせて2700件あまりで、前の年度よりも6%あまり増えました。
DV被害は配偶者からの精神的、身体的な暴力を受けるもので、県内では県や市町村などに相談窓口が設けられています。
このうち、県や警察、それに岡山市など4つの機関に昨年度1年間に寄せられたDV被害の相談は、あわせて2719件で、前の年度に比べて164件、率にして6.4%増えています。
このうち最も多かった県の男女共同参画推進センターに寄せられた相談件数は593件で、年齢別にみると30歳代が最も多く47.2%、次いで40歳代が24.8%となっています。
被害の状況は、大声で怒鳴られるといった精神的な被害を訴える相談が352件、殴られたり蹴られたりする身体的な暴力に関する相談が200件となっています。
岡山県では「相談窓口の認知が進んできているため、これまで表に出てこなかった被害が報告されるようになってきている。今後も市町村レベルでの相談窓口の充実を図っていきたい」と話しています。