2008年 8月 19日
香川・まんのう町でトラック衝突、2人死亡
19日午後、香川県まんのう町で軽トラックと大型トラックが衝突する事故がありました。この事故で軽トラックに乗っていた2人が死亡しました。午後2時40分ごろ香川県まんのう町の国道32号線で軽トラックがセンターラインをはみ出し、対向してきた大型トラックと衝突しました。警察によりますとこの事故で軽トラックに乗っていた香川県善通寺市の堀家英信さん67歳と君子さん63歳が死亡しました。現場は見通しの悪い緩やかなカーブで警察で大型トラックを運転していた36歳の男性運転手から事情を聞くなどして事故の原因を調べています。

岡山済生会病院で医療ミス、乳房を切除
岡山市の岡山済生会総合病院で乳ガン検診受診者の検体をガン患者のものと取り違え、健康な女性の片方の乳房を全て切除するミスがあったことが分かりました。病院の説明によりますと、医療ミスがあったのは岡山県内の40歳代の女性です。去年7月の乳ガン検診で細胞を調べる組織検査で「ガンの疑いがある」と診断され、左乳房を全て切除する手術を受けました。しかし、術後、切除した組織の検査でガンでないことが判明しました。病院が調査したところ、手術前の組織検査の検体を同じ日に提出された別のガン患者のものと取り違えていたことが分かりました。病院側は女性に謝罪し、双方の弁護士で慰謝料などの話し合いをしているということです。糸島達也院長は会見で、「非常に申し訳なく思っている。再発防止に努めたい」と話しました。一方、検体を取り違えられたガン患者はその後、手術でガンを摘出したということです。

早明浦ダム貯水率0%で発電用水放流へ
四国の水がめ、早明浦ダムの貯水率が0%になった場合、水力発電用に使う水を水道向けに緊急放流する見通しとなりました。早明浦ダムの午後5時現在の貯水率は18.3%で、平年を約60ポイント下回っています。21日にも香川用水への水の供給量を60%カットする第4次取水制限が始まる見通しです。ダムの水を管理する吉野川水系水利用連絡協議会は19日の幹事会で、貯水率が0%になった後、貯水率の計算に含まれない水力発電用の水を水道用に緊急放流する事を提案しました。放流量は20日決まりますが、全て放流できれば、約80日分の生活用水を確保できるということです。

五輪女子サッカー、美作市で地元選手応援
北京オリンピック女子サッカーは18日夜、準決勝が行われ、日本はアメリカと対戦しました。美作市では、地元選手を応援しようとファンが集まり、熱い声援を送りました。美作市のみまさかアリーナには、地元ファン約150人が集まり、岡山湯郷ベルから出場しているGKの福元美穂選手とMFの宮間あや選手に熱い声援を送りました。勝てばメダル獲得が確実となる日本は前半16分、宮間のコーナーキックからFWの大野が待望の先制点を奪います。しかし、前半終了間際、アメリカに立て続けにゴールを許し、前半は1点ビハインドで折り返します。後半、アメリカの猛攻に対し、福元も再三,好セーブを見せますが、アメリカの技ありのループシュートなどで点差を広げられてしまいます。日本は試合終了間際、1点を返しますが時すでに遅し。2対4でアメリカに敗れ、悲願の決勝進出はなりませんでした。日本は21日、銅メダルをかけてドイツと対戦します。

備前焼作家・森陶岳さん大窯の火入れ式
備前焼作家の森陶岳さんが全長85メートルの巨大な登り窯を瀬戸内市に完成させ、火入れ式が行われました。中世、絶頂をむかえた古備前の真髄に迫る大きな一歩です。山間に連なる巨大な登り窯は全長85メートル、幅6メートルという備前焼史上、他に類を見ない空前のスケールです。19日は駆け付けた約200人の関係者を前に岡山県重要無形文化財の備前焼作家、森陶岳さんが大窯に火を入れ、空だきを始めました。この大窯は室町時代に最高水準に達したといわれる古備前の真髄に迫ろうと研究を重ねてきた森さんがその集大成として8年かがりで完成させました。空だきは窯の温度の上がり具合を見極める重要な作業で巨大な大窯が生み出す土と炎の芸術に期待が高まります。1カ月間、空だきを行った後、作品作りに入り、作品を焼き上げる窯だきは2013年になるということです。

岡山食文化研究会発足式
岡山特産の果物を使った新しい加工品を開発しようと、ホテルの料理長らで作る研究会が19日、発足しました。19日発足した岡山食文化研究会は新鮮な果物を生かした加工品を通じて、岡山を全国にPRしようと作られたものです。岡山市で開かれた初めての会議には、ホテルの料理長や雑誌の編集者など岡山の食に詳しい有識者が集まりました。ドライフルーツのふりかけや桃をベースにした冷たいスープなど様々な加工品のアイデアが出されました。研究会では来年3月までに新しい加工品を開発したいとしています。

宇野線で男性が列車にはねられ死亡
19日午後1時前、岡山市灘崎町のJR宇野線茂曽呂西踏切で遮断機をくぐって、踏切に入り、線路上にうつ伏せになった男性が宇野発茶屋町行きの普通列車にはねられ、死亡しました。列車の乗員乗客65人にケガはありませんでした。亡くなったのは玉野市に住む59歳の無職の男性で警察は自殺と見て調べています。この影響で宇野線は一時間余り運転を見合わせるなど、後続のダイヤが乱れました。

倉敷市の養鶏場で火事
19日午後0時50分ごろ倉敷市上富井の養鶏場で火事がありました。消防で消火活動に当たった結果木造平屋建ての鶏舎など、約225平方メートルを全焼し、火は約15分後に消し止められました。ケガ人はいませんでしたが、警察によりますと養鶏場内で飼育していたにわとり約700羽が煙を吸うなどして死んだということです。警察は、養鶏場近くで経営者が燃やしていたゴミの残り火が建物に燃え移ったとみて、出火原因を調べています。

倉敷市の信用金庫で金融スクール
お金について正しい知識を身につけてもらおうと、倉敷市で19日、小学生を対象にした講習会が開かれました。これは倉敷市に本店を置く水島信用金庫が初めて開いたもので、市内の小学5年生と6年生26人が参加しました。講習会では職員が、日本で流通している通貨の種類やドルやユーロなど、外国のお金の単位を紹介しました。また、すかしなど紙幣に施されている偽札防止のための工夫を説明しました。水島信用金庫では、小学校高学年は自分でお金を管理し始める時期なので、こうした講習会を通じてお金の大切さを認識してもらえればと話しています。

薬局からマスコット人形盗んだ男逮捕
薬局の店頭から製薬会社のマスコット人形を盗んだとして、坂出市のうどん店の店長ら2人が、19日までに窃盗の疑いで警察に逮捕されました。逮捕されたのは、坂出市のうどん店店長、森崇容疑者25歳と店員の、横田明典容疑者25歳の2人です。警察の調べによりますと、2人は共謀し、6月15日午前1時ごろ、坂出市の薬局から製薬会社のマスコット人形を盗んだ疑いです。また、3日後には隣接する宇多津町の薬局で同じ製薬会社のマスコット人形を盗んだ疑いも持たれています。2人は先月、宇多津町内のリサイクルショップに盗んだマスコット人形を1体約2万円で販売していて、警察の取り調べに対して「高く売れると聞き、金欲しさに盗んだ」と容疑を認めているということです。