最新KCTニュース

[2008年8月19日(火)の KCT TVニュースから]

チボリ問題で全員協議会(倉敷市)

今年いっぱいで閉園する方向の倉敷チボリ公園について倉敷市議会の全員協議会が開かれました。
全員協議会にはチボリジャパンの坂口正行社長をはじめ岡山県企画振興部の大森部長などが出席しました。はじめにチボリジャパン社の取締役会が公園事業の廃止と、会社解散を決めるまでにいたった経緯が説明されました。倉敷市議会を代表して4人の議員が質問にたち、その中で青空市民クラブの笹田富夫議員はチボリジャパン社が清算の結果、債務超過になった場合の対応策について聞き、坂口社長は「万が一そういう事態になればチボリジャパン社が負担する公園解体費用の一部を県に出資を依頼する」と答えました。また、現在、公園がある場所が土地計画法上、準工業地域になっており「今後の跡地開発に制限がかかるのでは」という質問に対し倉敷市の伊東市長は「土地利用計画を含めて慎重に検討したい」と答えました。チボリジャパン社は今月26日に臨時株主総会を開き3分の2以上の株主の賛成が得られれば会社解散が決議されます。

伊東市長と一緒に考えよう 初の市民会議に向け準備(倉敷市)

倉敷市のまちづくりについて市長と市民が一緒になって考えようという初めての市民会議が8月30日に開かれます。現在、まちづくり団体のメンバーらが集まり、準備を進めています。
8月30日に開かれる市民会議では、町内会や自治会などの「コミニティー組織について」と「市民活動のあり方について」、そして「環境問題」の3つをテーマにした分科会を開き、それぞれの会で挙がった意見や問題について伊東香織市長とともに考えていこうというものです。きのう(8/18)は市内で活動しているまちづくり団体のメンバーら8人が集まり、三つの分科会で取り上げる議題について話し合いました。市民会議では「活動場所の確保が困難」などといった市民の活動現場からの声を市政に反映させ、市民協働のまちづくりを推進していきたいとしています。この市民会議は8月30日午後1時から倉敷市芸文館で開かれます。

夏休み水リサイクル親子探検隊(倉敷市)

つづいて夏休みにあわせて行われたイベントを2つ紹介します。水島下水処理場では「水リサイクル親子探検隊」が開催されました。
このイベントは下水道について理解を深めてもらおうと倉敷市が今年初めて開きました。8組18人の親子が参加し、実験などを交えながら、下水道の仕組みなどについて学びました。実験では汚れた水をきれいにしてくれる微生物を顕微鏡で観察したり、1000(千)倍に薄めたジュースや醤油などがどの程度の汚れに匹敵するか検査用のチューブを使って測定しました。汚れの測定では1000(千)倍に薄めたものでさえ、かなり汚れた数値を示し、職員から「食卓では残り物を出さないように使い切ることが大切」と説明を受けていました。倉敷市には5つの下水処理場があり、そのうち水島下水処理場では1日に25mプールおよそ60杯分の下水を処理しています。

こども金融スクール(倉敷市)

水島信用金庫本店でこども金融スクールが開かれ、児童たちがさまざまな体験をしました。
こども金融スクールは児童たちに金融について興味を持ってもらおうと今年初めて開催されました。近隣の小学校から小学5・6年生を中心に26人が参加し、お金の基礎知識や「融資・貯金・為替」といった金融機関の仕事や仕組みなどを学びました。このあと、児童たちは営業室などを見てまわり、扉の厚さが40センチもある金庫を見学。重要書類を火災など万一の事態から守るためであることなどを教わっていました。また、硬貨や札束を束ねたり、数えたりする機械など、児童たちは普段、目にすることができない金融機関の内側を体験しました。このほかにも『札勘』と呼ばれるお札の数え方を学んだり、実際に一億円分の札束を目にするなど児童たちはさまざまな体験を通して金融について理解を深めるとともに、夏休みの楽しい思い出を作っていました。

オレオレ詐欺未然防止で感謝状(倉敷市)

オレオレ詐欺による振り込め詐欺被害を未然に防いだとして水島信用金庫鶴の浦支店へ感謝状が贈られました。
先月の29日、水島信用金庫鶴の浦支店の窓口を訪れ、送金手続きをしようとした倉敷市在住の61歳の男性に不審に思った職員が声をかけ、180万円の振り込みを中止させました。男性は、オレオレ詐欺に遭う寸前だったことが判り、振り込め詐欺被害から守ったとして水島信用金庫鶴の浦支店へ水島警察署と管内金融機関防犯協議会が感謝状を贈りました。男性は、息子になりすました犯人から「会社の旅費をなくしたので正午までに、上司の口座に振り込まないと社員が旅行に行けなくなる」との電話を受けていました。水島警察署管内の今年7月までの振り込め詐欺は、11件被害額1800万円で去年と比べ8件減少していますが、このひと月間で400万円の新手のオレオレ詐欺被害が出ています。

自然史博物館の秘蔵お宝展(倉敷市)

倉敷市立自然史博物館で、貴重な昆虫や植物などの収蔵品を展示した「秘蔵お宝展」が開かれています。
こちらに展示されている昆虫や植物の標本。これらは、地域で絶滅した植物や世界でひとつしかない昆虫の標本です。この特別展は倉敷市立自然史博物館の開館25周年を記念して開かれています。およそ50万点のコレクションのなかから、昆虫・植物・動物・地学の4分野の学芸員選りすぐりの貴重な標本、およそ1万2000点が並び、博物館秘蔵のまさにお宝がずらりと展示されています。この「秘蔵お宝展」には、学芸員の調査などで見つかったものだけではなく、市民が発見し、寄贈した標本も数多く展示されています。学術的にも価値の高い貴重な標本が並ぶ倉敷市立自然史博物館の「秘蔵お宝展」は、10月13日まで開かれています。

(最終更新 08/19-19:15)


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