2008年8月20日 7時23分更新
原材料価格の高騰を受けてトヨタ自動車は、来月上旬以降、小型トラックなど商用車のほか乗用車についても燃費の効率が高いハイブリッド車のうち、「プリウス」と「ハリアー」の2つの車種を値上げする方針を固めました。
トヨタが車両の改良を伴わずに乗用車を値上げするのはいわゆる第1次オイルショックに見舞われた昭和49年以来34年ぶりのことで、値上げ幅は、販売価格の1%から3%程度になる見通しです。
トヨタとしては値上げの対象を商用車やガソリン価格が高騰する中でも堅調な売れ行きを続けているハイブリッド車に限ることで不振が続く国内の新車販売への影響を最小限にとどめることができると判断したものと見られます。