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2006年10月27日
チボリ・インターナショナル(TI)社からのもう一通の手紙
以前にお知らせしたように、25日の委員会に、TI社から「指定管理者制度の導入」に対して疑問が寄せられた事が報告されました。
県に来た返答と同日朝、「チボリ」に反対する県民の会」、「チボリはいらない倉敷市民の会」「チボリ訴訟弁護団」の手紙に対してのTI社から返事が届きました。
翻訳によるとTI社は、倉敷チボリの惨憺たる現状に多大な怒りを感じている様子です。また、新たな協定契約を結ぶにあたって、アトラクションやエンターテインメントへの積極的な投資を要請しています。しかし、これらは県が打ち出した「県民・市民公園」化という再建案とは方向をことにするものであり、さらに莫大な税金投入を必要とするものです。TI社は、さらなる公的資金の投入が当然に可能であると受け取っている様子です。
この日の委員会で、その内容を紹介し、TJ社は、TI社にどんな説明をしたのか、やり取りがあったのか県議会と県民に説明をすべきと情報公開をもとめました。
この日も、与党議員からも批判や疑問がつぎつぎとだされ、12月議会への条例案提出も不透明となってきました。
11月2日、議会委員会として、倉敷チボリの現地視察を行い、社長からも報告を聞く事になっています。
The Okayama Prefectural Tivoli Opposition Group
The Kurashiki Tivoli Opposition Group
The Tivoli Lawsuit Counsel
Tivoli, October 16th, 2006
Protest letter concerning Tivoli International and Tivoli Japan.
Dear Sirs,
Tivoli International has received your registered letter of October 6th 2006 expressing your concern about the future of Kurashiki Tivoli Park.
Based on the plea in your letter, Tivoli International would like to express its opinion on Kurashiki Tivoli Park and the cooperation with Tivoli Japan.
December 7th 1995,"Tivoli International entered a cooperation agreement with Tivoli Japan concerning the development of Kurashiki Tivoli Park, exchange of information and other arrangements. The objective of this agreement has been, in general terms, for Tivoli International to continuously supply Tivoli Japan with the know-how that Tivoli Copenhagen has accumulated through 163 year's operation. This transfer would allow Tivoli Japan to operate and develop the park according to the spirit and concept of Tivoli Copenhagen.
The agreement has now run for 9 years however much to the dissatisfaction of Tivoli International. The park is in a continuous physical decline and Tivoli Japan's accumulated debt is critical.
Regrettably, this is to a wide degree the result of the continuous disregard to Tivoli International's advice on developing Kurashiki Tivoli Park, leaving behind a park in a dire state. A fact that is an internationally respected brand in the amusement park industry and an economically successful company listed on the Copenhagen Stock Exchange.
After 9 years of determined pursuance for a constructive cooperation, it is all the more painful to witness the current situation of Kurashiki Tivoli Park. Kurashiki Tivoli Park should have been a successful attraction for the city, its inhabitants and, not least, for the tax payers of the Okayama Prefecture.
Tivoli International no longer accepts this situation. We have recently informed Tivoli Japan if our dissatisfaction with the state of the park and required the implementation of a new cooperation agreement between our companies. It is our belief that only through a committed cooperation, adhering to the Tivoli Copenhagen concept and development strategies, that Kurashiki Tivoli Park will achieve a successful turnaround.
We are also aware that such a turnaround will come at a cost. Investments into the park’s attraction ant entertainment portfolio are a requirement from Tivoli International as they, among other things, are imperative for the park’s return to Tivoli’s fundament principles: to entertain and fascinate, to innovate, to create loyal visitors, to generate a return to shareholders.
Tivoli International believes there is a future for the cooperation with Tivoli Japan and for the successful operation of Kurashiki Tivoli Park, under the right condition. It is the above mentioned considerations we are taking into consideration during our negotiation with Tivoli Japan for the sake of the park’s future.
Kind regards,
Tivoli
Lars Liebst
チボリに反対する県民の会、チボリはいらない倉敷市民の会、チボリ弁護団
2006年10月16日付け
チボリ・インターナショナル社およびチボリ・ジャパン社に関する抗議文
拝啓
チボリ・インターナショナル社は、倉敷チボリ公園の未来についての憂慮を表す貴殿らの2006年10月6日付書留郵便を受け取りました。 貴殿らの手紙の訴えに基づいて、チボリ・インターナショナル社は、倉敷チボリ公園およびチボリ・ジャパン社との提携に関する意見を述べます。
1995年12月7日、「チボリ・インターナショナルは、倉敷チボリ公園の整備、情報交換および他の調整に関して、チボリ・ジャパンと契約書を締結しました。 この合意の目的は、大まかに言えばチボリ・コペンハーゲンが163年の運営により集積したノウハウを、チボリ・インターナショナル社がチボリ・ジャパンに提供することです。 この取り決めは、チボリ・ジャパン社が、チボリ・コペンハーゲンの真の精神とコンセプトに従って公園を運営し発展させることを許容したものです。
この合意は、現時点で9年が経過しました。しかし、チボリ・インターナショナル社は多くの不満を抱いています。倉敷チボリ公園は,継続的な肉体的な衰えの状態にあり、チボリ・ジャパンの累積赤字は重大です。
残念ながら、これは、かなり程度が、厳しい状況にある公園を放置しながら、倉敷チボリ公園開発に関するチボリ・インターナショナル社の助言を、継続的に無視した結果である。わたしたちの公園の成功を考えると,その事実は受け入れることさえ困難である。あなたがたがよくご存じのように、チボリ・コペンハーゲンは、アミューズメントパーク産業において国際的に尊敬されたブランドであり、コペンハーゲンの株式取引所に上場された成功を納めた企業です。
確固たる遂行のための積極的な協力の9年後に、倉敷チボリ公園の現状を目撃することは、なおさら苦痛である。倉敷チボリ公園は、都市や住民、少なくとも、岡山県の納税者のために、魅力あるアトラクションをなすべきである。
チボリ・インターナショナル社は、もはやこのような状態を受け入れることはできません。私達は最近、倉敷チボリ公園の状態についての不満をチボリ・ジャパン社に伝え、両社の間での新しい提携の契約書の締結を要求しました。チボリ・コペンハーゲンのコンセプトおよび開発戦略に従うことによって、倉敷チボリ公園が、経営再建を達成するであろうというのが、私達の確信です。
私達はそのような再建には費用が掛かることは分かっています。公園のアトラクションと娯楽資産への投資は、チボリ・インターナショナル社の要求です。それらは,とりわけ,倉敷チボリ公園が,楽しませること,魅了すること,熱心なビジターをつくること,株主還元を生み出す,というチボリの基本的な原則に復帰するために絶対に必要であるからです。
チボリ・インターナショナル社は,正しい状況下において,チボリ・ジャパン社との協力と倉敷チボリ公園の事業の成功の未来があると信じている。 上記の考慮が,倉敷チボリ公園の将来のために,チボリ・ジャパン社と交渉の間において考慮に入れているものです。
敬具
Tivoli Lars Liebst
投稿者 赤坂てる子 : 2006年10月27日 10:34