ロシア軍のグルジアからの撤退をめぐりロシアとグルジアの間で非難の応酬が続いていますが、19日、両国の間で捕虜の交換が実現しました。
交換は、19日午前にグルジア中部のゴリ近郊で行われました。グルジア側からは、撃墜した軍用機のパイロットを含めた5人がロシア軍に引き渡され、ロシアは13人のグルジア軍兵士と2人の市民を開放したということです。
ロシア軍は18日からグルジアからの撤退を始めましたが、グルジア側は「ロシア軍の侵攻がさらに拡大している」と、これを否定しています。
また、グルジアのサーカシビリ大統領は「完全撤退が実現すればロシアとの対話を再開したい」と提案していますが、ロシアは「交渉の相手と見なさない」とこれを拒否するなど、両国の対立は続いています。(19日21:16)