南オセチアをめぐる紛争で、グルジアと対立状態にあるロシアは19日、コーカサス地域の国境から外国人の入国を一時的に禁止しました。
これは、プーチン首相が19日までに命令したもので、コーカサス地域でロシアと国境を接するグルジアとアゼルバイジャンからの外国人の入国を禁止しました。命令によれば、ロシアに入国できるのはロシア人のほか、CIS=独立国家共同体に参加している国の市民に限られます。
グルジアは、18日にCISからの脱退を通告しており、これによってグルジア人の入国は認められなくなります。
ロシアは、グルジアの特殊機関による国内の重要施設に対するテロ行為への警戒を強めていることから、コーカサス地域からのテロリストの進入を阻止する狙いがあるものとみられます。(19日20:22)