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JVA、2007年のDVDユーザー動向調査結果を発表
−セルDVD購入者は46.7%、レンタルのみ利用は53.3%


後藤健郎事務局長

3月28日発表


 社団法人日本映像ソフト協会(JVA)は28日、DVDユーザーの動向や嗜好、興味などに関する「DVDユーザー調査 2007」の結果を発表した。全国を対象にインターネットを利用して1,103人分のデータを集計。調査時期は2007年10月で、調査対象期間は2006年10月から2007年9月まで。

調査対象ユーザー構成比

 同調査は過去2回実施してきた「DVDマーケット調査」における調査対象を、期間内にDVDを1枚以上購入、またはレンタルしたことのあるDVDユーザーに絞りこみ、動向や嗜好、興味などより深い部分を探るもの。新たにDVDユーザーの映像配信利用動向や、次世代DVDの所有率などの調査項目も含まれている。DVDユーザー構成比は、セルDVD購入のみが14.1%、レンタルDVD利用のみが53.3%、セル/レンタルの両方利用が32.6%。

 なお、インターネットを利用できないユーザーとの差を減らすために、ビデオリサーチの一般消費者調査「ACR(Audience and Consumer Report)」の内容と照らし合わせて補正を行なうことで、より一般的な市場全体の状況に近づけたとしている。



■ パブリックドメイン洋画の購入率は12.1%。

 新品のDVDビデオ購入者を対象とした「セルDVDソフトの購入」調査結果を発表。本調査ではパブリックドメイン(PD)映像作品のDVDビデオを「500円以下の洋画」とし、通常の「洋画」とは別の分類として調査を行なった。

ジャンル別DVDビデオ購入率

 ジャンル別購入率では、最も高いのが洋画の38.3%、次いで「日本の音楽ビデオ」が23.4%、以下「日本のアニメーション」(22.9%)、「日本の映画」(20.3%)。なお、500円以下の洋画は12.1%で、日本の映画に次ぐ購入率となった。

 DVD購入決定のタイミングとしては、「発売日、発売時期を事前に知っていて、購入した」が32.6%で、そのうち60.6%が「初回リリースのタイトルを事前予約して購入」している。

 購入金額が最も多いジャンルをユーザーの自己申告により、「洋画ファン」(24%)、「日本の音楽ビデオファン」(15.1%)、「日本のアニメファン」(14.5%)、「日本の映画ファン」(7.6%)の主要4ジャンルにグループ分けし、「セルDVDユーザーのジャンル別特性」も集計した。

 男女比を見ると、DVD購入者全体では52.4:47.6で男性が多いが、日本の音楽ビデオファンのみ、37:63で女性比率が高い。ジャンル別の平均年齢は、購入者全体で37.8才、洋画が40.9才、日本の映画が38.8才、日本のアニメが35.3才、日本の音楽ビデオが34.5才。

 情報認知経路の調査では、全グループとも「テレビCM」が最も多い。また、洋画ファン、日本の映画ファンは、「店頭のポスター、ちらし、POP」の割合が高めなのに対して、日本のアニメファン、日本の音楽ビデオファンは「Webサイトでの広告やメールマガジン」の割合が高めとなっている。

 DVD購入以外の行動も調査。DVD購入者のレンタルDVD利用率は69.8%で、ジャンル別では日本映画ファンが多く、82%がDVDをレンタルしている。また、劇場での映画鑑賞については、購入者全体の61.6%が期間内に劇場映画を鑑賞したと回答。特に洋画ファンは68.8%が鑑賞している。

日本のアニメファンのテイスト別集計

 日本のアニメファンのうち、JVAが独自にガンダムシリーズなどや、アキバ系(涼宮ハルヒの憂鬱など)を含む「キャラクター系」と、スタジオジブリ作品などの「一般アニメ」の2種類に分類して集計した「テイスト別」の割合では、キャラクター系購入者が55.7%、一般アニメが44.3%となった。男女比についてはキャラクター系が52.7:47.3、一般アニメでは50.0:50.0となり、ともに男女比はほぼ半数という結果となった。

 JVAでは「アキバ系のみを抽出すると男性が圧倒的に多くなるが、サンプル数が少なくなるため、女性ファンも多いガンダムシリーズなどを統合したため、男女比はほぼ半数になった。また、母親が子供のために買っているケースも影響している」としている。



■ ネット宅配レンタル利用者は13.8%

 続いて、レンタルDVDの利用者を対象とした、ジャンル別の利用率を集計した。最もレンタル率の高いジャンルは洋画で76.4%。なお、レンタルDVDではパブリックドメイン作品含め、全て「海外の映画(洋画)」として分類される。次いで日本の映画(59.0%)、日本のアニメーション(35.7%)と続く。

 レンタルユーザーのジャンル別特性については、利用率が最も多いジャンルをユーザーの自己申告により「洋画ファン」(46.1%)、「日本の映画ファン」(15.3%)、「日本のアニメファン」(11.3%)、「海外のTVドラマ(アジア除く)ファン」(8.6%)、「アジアの映画・TVドラマファン」(5.3%) の5分類にグループ分けして集計。

ネット宅配レンタルサービスなどの利用割合

 レンタルしたいタイトルを事前に決めてから店に行く人は5グループ全体では32.8%で、海外のTVドラマ(アジア除く)ファン(53.8%)やアジアの映画・TVドラマファン(44.9%)における比率が高い。

 タイトルを決めずに店に行く人は47.8%で、店頭でよく見る情報としては、新作コーナーが全てのジャンルに共通して割合が高いほか、日本のアニメファン以外のグループは、店の手書きコメントへの注目度も高い。そのほか日本の映画ファンはレンタル店の貸し出しランキングをチェックする割合も高い。

 そのほか、ネット宅配レンタルサービスの利用割合についても調査。レンタルDVD利用者全体の13.8%がネット申し込みの宅配サービスを利用したことがあるとしている。その他の宅配サービスは0.9%で、駅などに設置されている自動レンタル機は0.6%となった。



■ VODやネット配信利用者は5%前後。次世代DVD再生機器の所有率は3.7%

 DVDユーザー全体を対象に、CATVやWOWOW、スカパー!など定額の有料放送や、VOD、PPV、ネット映像配信などの有料サービスを含む有料放送・配信サービスの利用状況について調査した。DVDユーザーのうち、いずれかのサービスを利用したことがあるのは全体の25%で、定額の有料放送の利用者は21.8%、映像配信などの有料サービス利用者は4.4%となった。

 セルDVD購入のみの利用者全体で見ると、いずれかのサービスの利用経験があるのは29.9%で、レンタルDVDのみの利用者では22.9%となっている。

 ジャンル別では、レンタルのみの利用者のうち、アジアの映画・アジアのTVドラマファンの利用の割合が最も高く、全体の37.9%が利用したことがあるとした。

 Blu-ray DiscやHD DVDを含む「次世代型光ディスク再生機器の動向」の調査も実施。なお、調査時期が2007年10月で、その後、2007年末のBDレコーダシェアの向上や、2008年2月のHD DVD撤退などの大きな動きがあり、現況は大幅に変わっているため、参考程度に留めてほしいとしている。

 DVDユーザー全体のうち、3.7%が次世代DVDの再生機器を所有し、ソフトの所有者については全体の1.4%。「欲しいと思っている/大いに興味がある」と回答したのは47.1%となっている。

 購入条件としては、「もっと機器の実売価格が安くなったら」が興味を持つ人全体の77.6%で、次いで「HD DVDとBlu-ray Discの規格が統一されたら」が43.9%。そのほか、買い換え時には次世代型を購入するという回答も24.4%となった。

 

有料放送や映像配信サービスの利用率 次世代DVDの購入条件



■ 「DVD市場にはまだ期待できる」DVDユーザーの興味や嗜好を調査

 JVAの後藤健郎事務局長は「これまで、過去2年間に渡りDVDマーケット調査を実施してきた。これらの結果を踏まえて、さらに詳細なニーズに沿えるように、DVDユーザーはどのような興味や嗜好を持っているのか、ということを調べるための調査を行なった」と調査の趣旨を説明。

 そのほか、「現在セルDVDは売上が鈍っているが、まだまだDVD市場には大きな伸び代が期待できると思っている。今回の調査で、各事業者がDVD市場を見つめ直すきっかけや発展のヒントになればよいと思う」とした。

□JVAのホームページ
http://www.jva-net.or.jp/
□調査結果(pdf)
http://www.jva-net.or.jp/report/dvd-user-report-2007.pdf
□関連記事
【2007年4月12日】JVA、2006年のビデオソフト市場調査結果を発表
−ヘビーユーザーのDVD購入枚数/額が減少傾向に
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20060405/jva.htm

( 2008年3月28日 )

[AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]


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