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【社会】

HIV感染、最多水準続く 4−6月で新たに276人

2008年8月19日 22時45分

 厚生労働省のエイズ動向委員会は19日、今年4−6月に新たに報告された国内のエイズウイルス(HIV)感染者数は276人で、四半期ベースで最多だった昨年10−12月(277人)に近い、2番目の多さだったと発表した。

 同時期に新たにエイズ患者と判明したのは109人で、これは過去4番目の多さだった。

 委員長の岩本愛吉東大医科学研究所教授は「感染拡大が進んでいる。早期発見は本人の発病予防に加え感染拡大の防止にも結び付くので、保健所などでの検査、相談の機会を積極的に利用してほしい」としている。

 感染者は男性が256人(93%)と大半を占める。感染経路は同性間の性的接触が最も多く185人(67%)。次いで異性間性的接触が53人(19%)だった。

 年齢別では30代が110人(40%)と最も多く、20代の84人(30%)、40代の40人(14%)と続く。

 患者109人では、30代が最も多く45人(41%)だった。

(共同)
 

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