録画人間の末路

「倒れる時も前のめりでありたい」を心に
PC録画にこだわり続けるブログ

PT1を「エンフォースメント」から守れ!

2008-08-19 23:05:19 | 次世代ビデオへの懸念
最初に報告を聞いたときは大興奮、もちろん今もそれは冷めていない衝撃のPT1の
登場だが、考えてみたら「B-CASカードさえ搭載しなければARIBの決めた談合措置に
従わないチューナーの登場は可能」とは、Friioが最初に姿を現した1年前からすでに
言われていたことだった。ただ、言いがかりだけならどういう形でもつけられる。
他のメーカーが追随しなかったのは、そういう言いがかりによって後で干上がらせら
れるのを恐れたからだろう。
その火中の栗をあえて拾いにいったのが、アースソフトだ。仕様をみても、地上デジ
タルとBSデジタルの同居(CSは受信できるのだろうか?)、それぞれのダブルチューナ
ーによる同時録画、低価格化と、我々の要求をほぼ全て満たしている。後発となる
のならそれなりの仕様でないと売れないとみたのだろうが、それにしてもとりあえず
文句のつけようがない。もちろんFriio以来の一年間の、さまざまなツールの開発
(作られた方々、本当にありがとうございます)がなければここまで出来なかっただろ
う。特にB25の復号の実現とB-CASカードの別リーダーによる読み込みはPT1の開発・
販売をアースソフトに決意させた直接の原因だろう。PT1がFriioを超えられるかは
この後のツールの開発や対応にかかっているが、おそらくそれが進むのは確実と
思われる。アースソフトはぜひソフト開発の実績のある方々にPT1を優先的に販売
して欲しいものだ。せっかく開拓されかけた市場に誰も乗り込まず、入ったが最後
雁字搦めにされる罠だらけの人口スラム街を作り、そこに人々を追い込もうとしてい
たのが、今までの地上デジタル放送市場だったが、再び本当の市場に光が当たり、
そこに目が向けられるのは、とてもいいことだ。

だが、気になるのは先日JVAが言い出した「制度的エンフォースメント」だ。これは
一部の企業の著作権における中間摂取利権を保証する法律を作るか、そうでなければ
談合で作った私法を他者に強制させる権限を持った団体を作るかのどちらかを
要求するものだが、これらが出来れば、特に後者が出来ればPT1も簡単に販売停止
に追い込むことが出来るだろう。こんなものが実現すれば、それこそ日本の破滅に
つながりかねない。後はどうにでも拡大解釈されてしまう。
そうしないためにも、一人でも多くの人がPT1やFriioを支持し、従順なメーカーには
悪いが、所謂合法チューナーを突き放す行動ととるべきだ。総務省やテレビ局が時間
の無さをあせっていることは間違いない。デジタル放送が普及しなくても中間摂取
団体を公に保護し続けるか、少々荒れ、中間摂取団体がつぶれてもデジタル放送が
普及することを求めるか、だ。
後者を総務省が選ぶべく、機会さえあれば行動をとるべき。それこそ先日のような
アンケートなどに答えるだけでも少しは違う。PT1がHDUSのように取り潰されること
があれば、もう自由への道には黄色信号が点灯し始めるだろう。
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