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2008/08/19 18:46 KST
独島名称問題より領有権守護に重点を、政府方針


【ソウル19日聯合】政府は独島の名称が欧米で「リアンクール岩」と表記されていることを是正するよりも、独島の領有権を守ることに外交力を集中する方針を固めたと伝えられた。

 政府高官当局者は19日、記者らに対し「欧州などでは古くから独島を『リアンクール岩』と書いてきたため、これを是正しようとすればむしろ問題を大きくしかねない」と述べ、独島表記是正に否定的な立場を示した。その上で「表記問題は領有権に関連したものではないのではないか」と述べ、表記よりも誤った領有権の是正に注力することを示唆した。

 政府は先月末、米地名委員会(BGN)が独島領有権表記を「主権未指定地域」と変更した後、現状回復した直後、独島表記を「リアンクール岩」から「独島」に是正する意向を示している。今回の当局者の発言は、1カ月と経たずに政策を修正したことになる。独島領有権関連事項には断固として対処するが、名称復元問題については、むやみに着手しては国際紛争化を狙う日本の思惑に巻き込まれることになるとの懸念によるものと思われる。

 外交通商部は、独島問題に継続して緻密に対応するため、各在外公館に対し、駐在国の独島領有権と名称表記に関する動きをモニタリングし、誤りを是正する担当官を置くよう指示している。また、独島問題を専門に担当する「海洋法類企画官」の人数を補強する計画だ。