18日午後9時25分ごろ、東京都世田谷区代田3の環状7号線交差点付近で、警視庁北沢署地域課の男性巡査部長(43)運転のパトカーが交通違反車両の追跡中に反対車線を逆走し、西東京市の男性会社員(39)運転の原付きバイクと正面衝突した。男性は胸を強打するなどして重傷。警視庁は巡査部長を自動車運転過失傷害容疑で書類送検する方針。巡査部長と助手席に同乗の男性巡査長(34)にけがはなかった。
同署によると、パトカーは事故直前、同交差点近くのUターン禁止の場所でUターンした車両を発見。追尾するため、待機していた道路左のわき道から環状7号線に出た際に斜めに約25メートル逆走し、バイクと衝突した。パトカーは赤色灯は付けていたが、サイレンは鳴らしていなかったという。
同署の佐藤公紀副署長は「パトカーの追跡が適切だったかを含めて捜査中であり詳しいことはコメントできない」と話している。【武内亮】
毎日新聞 2008年8月19日 13時09分(最終更新 8月19日 13時29分)