17.4.1.1. Fontconfig へのフォントの追加
新しいフォントを Fontconfig サブシステムに追加することは簡単明快なプロセスです。
システム全体にフォントを追加するには、追加する新しいフォントを /usr/share/fonts/ ディレクトリにコピーします。 local/ など新しいサブディレクトリをその中に作成してユーザーがインストールしたフォントとデフォルトのフォントを区別しておくと便利です。
フォントを個人のユーザー用に追加するには、その新しいフォントをユーザーのホームディレクトリ内の .fonts/ ディレクトリにコピーします。
fc-cache コマンドを使用して、以下の例に示すようにフォント情報のキャッシュを更新します:
fc-cache <path-to-font-directory>
このコマンドでは、 <path-to-font-directory> には、その新しいフォントを収納しているディレクトリ (/usr/share/fonts/local/ または /home/<user>/.fonts/) を入れます。
個人ユーザーは、 Nautilus アドレスバーに fonts:/// と入力、新しいフォントファイルをそこへドラッグすることでフォントをグラフィカルにインストールすることもできます。
フォントファイル名が拡張子 .gz で終っている場合、それは圧縮してあり、解凍するまで使用できません。これを実行するには、 gunzip コマンドを使用するか、又はファイルをダブルクリックして、フォントを Nautilus 内の1つのディレクトリにドラッグします。