2008年8月19日 2時6分更新
岡山県内でことし1月から半年間に起きた殺人や窃盗などの刑法犯は1万2000件余りで、去年の同じ時期に比べておよそ1400件ほど減少したことがわかりました。
岡山県警察本部のまとめによりますと、ことし1月から6月までの半年間に県内で起きた刑法犯は1万2776件で、去年の同じ時期に比べておよそ1400件減少しました。
このうち殺人は、ことし3月にJR岡山駅で18歳の少年がホームで男性を突き落として殺害した事件など13件、また、強盗は美作市のコンビニエンスストアで相次いで起きた事件など18件発生し、これらの凶悪な事件はあわせて67件と、去年の同じ時期に比べて6件増えました。
しかし、空き巣や忍び込みなどの「窃盗犯」は、9382件で去年の同じ時期に比べて876件減少し、刑法犯全体の件数を引き下げる要因となりました。
一方、検挙率は29%余りと去年の同じ時期に比べほぼ同じで、警察では、地域の自主防犯組織などと連携しながら犯罪の抑止と事件の検挙の両面に力を入れたいとしています。