積極奇異型ASの場合に、小学校4年くらいになると、「廊下を走る(ルール違反をする)人が居る自体ストレス」と言うのがよく見られる。
また受動型ASは、「社会全体が自分を理解しない」とか「社会全体から迫害されている」という発想によくなる。
これらから推測してASにとっては、常に「社会全体が相手」という認知と思考の特徴があるように思う。
自分と「社会全体」があり、(特に受動型ASには)それが平和に一致しているか、または決裂状態にあるかどちらかしかない。
無理に説明をしようとすれば、「関連付け思考」の結果、ASの認識の細密画の一方の端がぼやけていることは許されないので、どんなに遠い社会の果てでも明確に白か黒かになっている必要があると説明は出来ないことは無いが。
ジャイアンから見ると、「常に社会全体を相手にしている」というのは、「誇大的、自意識過剰もいいところ」という風に映る。(これは多数派から見ても同様になるはずだ。もっとも多数派はそう思っても言わないだろうが)。
例えば、「社会全体が自分を受け入れるはずだ」と考えれば明らかに誇大的となるし、逆に受け入れないと言えば被害妄想になる。
「理解不可能なことの理解」でも確認したことだが、この前提からものを言う限り、ジャイアンは「井戸の中の誇大的」と反応するだろうし、個々の人の集まりを超えて「社会全体」を考えること自体が、(ナチズムでもない限り)発言の責任を著しくあいまいにして、結果として無責任な発言をすることになることは理解するべきだろう。
どんな権威や被り物をかぶっても、「ASを持つ一人の個人の発言」でしかないのだから。
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コメント
コメント一覧
「脳と身体症状」のmmmさんのこのコメントに戻るんですけど・・・
私は、確かにある意味困ったので(例のアルコホーリク及び性依存のヤの字と深入りしそうになったので、AS元彼のところに駆け込んだ、これは事実。)
で、「アルコホーリクと共依存(?)」という点をとらまえて、彼が私をACと「診断」した・・・
しかしながら、私は、「アルコホーリク」が気に入ったのではなく、彼が「タクシードライバー」であった(ちなみに、出会った頃は禁酒中だった)ところが気に入ったんですよね・・・
ここから先は、「引きこもり」でない人の想像が困難であると思いますが、「引きこもり」に、もっとも普通に親切なのはタクシードライバーと、たまに家に来るパソコンテクニカルアドバイザーであったりします・・・
で、彼が言うには「そのオリジナル過ぎる行動及び想像力をどうにかしろ」つんですけど。
前置きが長くなりましたが、要するに私は「表面的には困ってないAC」だったんですね。その存在自体が、斎藤何某氏の絶対的権威を傘に被った彼の、「認識の細密画の一方の端がぼやけている」状態だった。
要するに、(私の発言もかなり「ジーキルとハイドの混合状態」してますが、)あれはコントロールというより一種の「廊下を走る奴が許せない」いじめではなかったかと思う昨今です。
私も「誇大的だなぁ」と思いはします。でも「まぁ、そういう人もいるよなぁ」⇒思っていても言わない。です。近い距離の関係なら言います。
また、自分の領地が侵略されそうなとき(オレ様原理の押し付け、例えば無理矢理宗教に勧誘されるとか)は言います。そういう場合「あなたはあなた、私は私だから構わないで」という言い方になりますが、これでは「私に関わらない範囲ではあなたが誇大的である事を尊重します」という行間が通じなかったのか、怒って『決別』を突きつけ『敵』と認識された事があります。
職場の同僚AS氏は他者の指摘に対し長い「私の原理」議論を始めるので、誰も言いません。
まりさんと同じく、「人は互いの違いを知ることが理解である」とか、「他者は存在自体がありがたいものだ」とは言います。が・・・
「何故自分はそう思うのか、人はすべからくそうであらなければならないのか、」とか、「お姉ちゃんは恋愛するといつも1+1=1になってしまう、それはオカシイ」とか、
普通の日本人多数派であれば、「見下しスルー」をしそうなところを、(あるいは肉親だから親切なのかも知れませんが、)
実にAS的に滔々と議論展開したりします。
小さい頃から、何でも考えた事を言語化する習慣がついているのか、はたまた「感覚的には井戸の中から出たAS」なのに「思考法はASの癖が残っている」のか、まことに不思議な状態になっていたりします。
(ちなみに、弟の嫁さんは純然たる多数派で、私に対してはごく普通に「病気は’気持ち悪い’スルー」をしていたりします。)
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