「電王」仮面ライダー最多3度目映画化
「劇場版さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン」に出演する(左から)桜田通、モモタロス、佐藤健
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テレビ放送終了後も根強い人気を集める「仮面ライダー電王」の映画第3弾が製作される。「劇場版さらば仮面ライダー電王ファイナル・カウントダウン」(監督金田治)で10月4日公開。異例のシリーズ化となったが、これで完結する。
オダギリジョー(32)主演の「クウガ」(00年)から続く“平成仮面ライダーシリーズ”は、劇場版がテレビ放送中の夏に公開されるのが通例。しかし、今年1月にテレビ放送が終了した「電王」は、昨年夏公開に続く劇場版第2弾「―クライマックス刑事」が4月に公開されるなど、異例の展開となっている。
東映の白倉伸一郎プロデューサーは、第2弾がビデオ専用映画の規格で製作されたことを挙げ、第3弾で「最終章にふさわしく映画のスケールでピリオドを打ちたかった」と説明する。
バイクだけでなく、電車に乗って悪と闘う異色作。従来のイケメン俳優路線に加え、アニメ界の第一線で活躍する声優を大量起用したことで10〜20代のアニメファンをつかみ、鉄道マニアも含む幅広い支持層を獲得。全12巻のテレビシリーズと2本の劇場版のDVDは、累計100万本を売り上げている。
劇場版では仮面ライダー史上最多の第3弾製作に、主演の佐藤健(19)も「本当にびっくりしました。それだけ作品が評価されているということなのでうれしい」と驚きを隠さない。TBSドラマ「ROOKIES」などで活躍の幅を広げる中、「“電王”は佐藤健の100%が詰まった作品。一生忘れられない作品です。いつまでも心の中で覚えておいてほしい」。仮面ライダーをきっかけにブレークしたため、感謝の気持ちで撮影に臨んだという。
佐藤演じる良太郎の孫も登場。この孫が別のライダーに変身する幸太郎役の桜田通(どうり、16)は「“電王”の世界に入れることを僕自身も楽しみにしています」とコメント。ほかに神田沙也加(21)、松村雄基(44)らが共演。
[ 2008年08月19日 ]