(9:50) |
プノンペン空港着 |
(10:30) |
国営ラジオ放送局視察
局長との面談
テレビの普及率が低いのでラジオ放送は国民の重要な情報源になっている。施設、設備はフランス統治時代のものを使用しているため、老朽化が激しく、満足に放送ができていない。国営でありながら国費予算が全くないので、CM料で自立運営をしている。情報省の管理下に置かれているため、公共情報の発信が中心である。放送機材は、数十年前の非常にお粗末なもので日本人の家庭にあるオーディオ機器より遥かに性能の劣るものであった。放送機材の寄附が彼らの要望である。
*国営放送で日本語講座の放送枠を確保できるかどうか寄贈を含め検討してみたい。 |
(12:00) |
カンボジア・NGO日本語学校
芹沢校長、ボランティア教師(眞野、上米良)とのミーティング
現地でのご苦労を慰労する。
ボランティアの方への感謝をする。
セレモニーの打合せ
*日本と全く環境の違うところでの活動には相応のご苦労がうかがえる。教育の品質は彼らに掛かっており、より一層の日本国内でのサポートが要求されている。 |
(15:00) |
在カンボジア日本国大使館表敬訪問
渡辺二等書記官
カンボジア・NGOは、プノンペンで日本語学校を運営しているが、この最近女性を中心に多くの教師ボランティアを受入れている。カンボジア訪問にあたり国情や安全、衛生情報を公式に確認して活動の一部としてこれを発信したい。
カンボジア国内の在留日本人は、約700名、NGOは12団体が活躍。
カンボジアの情報は、悪いイメージで日本国内に発信されている。地雷に関しては、タイとの国境近くでのことで主要都市には全くその危険はない。また、都市生活における安全性は、ここ二年のうちに大きく改善され通常生活においては心配がない。ただし、他国の都市と同じように夜間の一人歩きや分からないところの暗い路地などは、言葉の通じ合わない場合、危険がないとはいえない。交通事情については、まだまだルールが守られていないので交通事故に十分注意する必要がある。衛生関係については、地方においてマラリア、テング熱の心配があるものの、都市部では飲料水に注意する必要がある。外国人向けの病院は1ヶ所あるが、手術を伴うものなどはバンコクに搬送して手当てをしている。日本の健康保険の適用はあるが、エイズなどを含め予防が大切である。
特にボランティアでカンボジアを訪れる日本人に対して、大使館でもっと気軽に情報収集できるようにしてほしい。
事前に連絡あれば、どなたでも応対する。太平洋戦争敗戦後、シアヌーク国王は、日本に対して戦争責任を問わなかった。そのようなことを理解して恩返ししようとするカンボジア・NGOの活動に期待する。カンボジアは、昭和24年頃の日本と同じ時期にきている。5人家族で$250/月必要とするのに公務員の給料は$28である。国民は皆一生懸命である。これからの国であることをこの訪問で実感できると思う。ご安全に視察されることを願う。
*私たちが安全にトラブルもなく活動が行えることの背景には、日本国大使館の存在が非常に大きい。海外活動での身分を保証されることへのありがたさに感謝をしたい。 |
(16:30) |
カンボジア・NGO日本語学校セレモニー |