西日本新聞

豊後大野市病院問題 経営主体 引き続き協議 知事と市長が合意

2008年8月19日 00:50 カテゴリー:九州・山口 > 大分

 豊後大野市の病院統合問題で、広瀬勝貞知事と芦刈幸雄市長が18日、県庁で会談し、公立おがた総合病院を核となる病院として残し、県立三重病院を診療所にすることで合意した。経営主体は「議論する点も多く、引き続き県と市で協議する」ことになった。

 広瀬知事は会談後の記者会見で、公立おがた総合病院を核に統合する理由について「おがた病院の方が三重病院よりも新しく、療養環境も良い」と説明した。

 経営主体をめぐっては、芦刈市長が11日の市議会特別委員会で市営を提案したが、「県に経営参加を求めるべきだ」などと反対意見があり、合意が得られなかった。このため、芦刈市長は広瀬知事にも市営の案は示さずに「引き続き協議」を求めたという。

 今後は、2病院の医師らが9月末までに病床数や診療科目など新病院の具体像を検討。実務者レベルでの協議を進める一方で、経営の安定性や医師の確保に懸念を抱く市議会への説明を続ける。経営主体も9月末までに両トップが決める。

=2008/08/19付 西日本新聞朝刊=

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