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更新日時： 2008年8月18日(月) AM 07:11

●屋外音楽イベントで薬物所持、男女８人逮捕・みなかみ

逮捕現場となったキャンプ場を調べる捜査員ら＝17日午前９時２０分ごろ

　「レイブ」と呼ばれる屋外音楽イベントの会場で大麻や合成麻薬ＭＤＭＡなどを所持していたとして、県警組織犯罪対策二課と沼田署は十七日、大麻取締法違反の現行犯で、伊勢崎市三和町、会社員、重田雅貴容疑者（24）ら男二人を、同法違反と麻薬取締法違反の疑いで十七－四十歳の男女六人をそれぞれ逮捕した。県警は各容疑者の大麻などの入手経路を捜査するとともに、会場内で他に所持、使用者がいなかったかどうか調べている。

　県警はレイブの会場内で薬物乱用が行われているとの情報をもとに、十七日朝に警察官約二百人を動員して強制捜査を行った。

　大麻取締法違反の現行犯で逮捕されたのは重田容疑者のほか、沼田市薄根町、会社員、矢野寛和容疑者（28）。同法違反の疑いで逮捕されたのは高崎市下小鳥町、アルバイト、村上太郎（27）、同市下小塙町、広告業、小野映（40）の二容疑者。麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたのは▽伊勢崎市宮子町、接客業、原田涼子（29）▽千葉県八千代市村上、団体職員、山田幸輔（23）▽前橋市小神明町、アルバイト、木村泰大（22）▽高崎市内の無職少女（17）の四容疑者。

　調べによると、重田容疑者ら二人は十七日午前六時ごろ、みなかみ町粟沢のキャンプ場で行われていたレイブ会場内で、乾燥大麻を所持していたところを、捜査中の警察官に見つかり取り押さえられた。六人も同所で乾燥大麻や合成麻薬ＭＤＭＡなどを所持、使用した疑い。

　八人はいずれも客としてレイブ会場を訪れ、大麻や合成麻薬を自ら使用するために所持していたという。小野、木村両容疑者と無職少女の三人は「覚えがない」などと容疑を否認しているが、残り五人は容疑を認めているという。

◎１０数年前から開催
　レイブはダンス音楽やディスクジョッキーのおしゃべりを屋外で一晩中流し、出演者と観客が一緒に踊るイベント。みなかみ町内のアウトドアスポーツ会社が十数年前から月一回のペースで、民間のキャンプ場を使って開催している。今回は十六日午後九時から十七日早朝までの予定で行われ、客として延べ三百－四百人程度が訪れていた。

　みなかみ町観光まちづくり協会の近広学事務局長は「事実とすれば残念なこと。（大麻所持は）犯罪でもあることから、協会として厳正な対応をしたい」と語った。

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