医者にI'm sorryと言われて、医療ミスを謝罪されたと勘違い
- 2008年8月19日(火)
- 酒井綱一郎
sorryをpardonの意味で使うのも、よくあること
また、あるとき、インタビューしていたら、
Sorry?
と怪訝な顔をするのです。これは、わかっていました。
「何ですって」「何て言ったのですか」です。
I'm sorry?
とも言います。ソーリー↑ と疑問形になって、発音が尻上がりになります。
相手の言っていることを聞き逃した際の表現として、学校では、
I beg your pardon?
Pardon?
と習った記憶がありますが、実際の会話では、
Excuse me?
Sorry?
のほうが使います。
What?
と言うケースもありますね。親しい間柄の場合ですけど。このwhatは、What did you say?の略です。
次のような言い方もよく聞きます。
Sorry about this, but can you help me?
すみませんが、手伝っていただけますか。
これは、excuse me(失礼しますが)と同じ使い方です。
実践英語で頻出単語を使いこなす場合、その単語の代表的な意味を一つだけ覚えていても役に立たないことがあるのです。
sorryには、主に4つの意味があり、そのいずれもよく使うので、頭に整理して叩き込んでおく必要があります。
★ごめんなさい
★お気の毒に
★なんて言ったの?
★失礼しますが、
4つの意味のうち、どの意味で使っているかは、表現の仕方や状況で判断します。
Excuse me, we do not change.というスーパーの張り紙は???
よく間違えるのに、excuse me を謝罪の英語で使ってしまうことです。あるスーパーに以前、次のような英語の張り紙がありました。
Excuse me, we do not change.
この英語には、2つの誤りがあります。そのまま訳すと、 「ちょっと失礼しますが、私たちは変わりません」
まさ仮面ライダーではあるまいし、スーパーが変身する話ではないのでしょう。
「申し訳ありませんが、両替できません」
とお店が伝えたかったのなら、次の英語を使うべきでした。
Sorry, no exchange.
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