アニメやゲームなどのキャラクターを描いた「痛車(いたしゃ)」の展示会「あうとさろーね有明2008夏」(主催・あうとさろーね事務局)が16、17の両日、東京・有明で開かれた。国内最高峰の公道自動車レース「全日本ラリー選手権」のJN1クラス(1400cc以下)で出場3戦すべてで優勝し、ランキング首位の「メロンブックス・シティ」がお目見えし、アニメ「ハヤテのごとく」や「マクロスF(フロンティア)」の痛車など約60台の作品が並んだ。
「痛車」は、「痛い」とイタリア車の「イタ車」を掛け合わせた造語で、展示会は07年夏から始まり3回目で、過去最高の110以上の出展希望があった。次回は年末を予定しており、各地の痛車のチャンピオンが集結、日本一の痛車を決める企画を進めている。
「メロンブックス・シティ」は、同人誌の委託販売も手がける書店「メロンブックス」がスポンサードしており、「ホンダE-GA2シティCR-I」には、同店のマスコットキャラ「めろんちゃん」が描かれている。
会場には、「ハヤテのごとく」のヒロイン・桂ヒナギクや「マクロスF」のランカ・リー、シェリル・ノームなどを描いたものや、「らき☆すた」のキャラクターを基に絵柄をアレンジし、アート的に表現した新機軸の痛車も登場した。事務局は「イベントで参加者がお互いに触発され、個性を出そうと工夫する人が多くなり、レベルが上がっている」と話している。【河村成浩】
2008年8月18日