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│<< 前日へ │翌日へ >> │一覧2008.07.21
今日は海の日。七月二十日が長男の誕生日 であるので「海の日」として分かりやすかったが、いつの間にか七月の第3月曜日とされてしまった。国民の祝日。海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日とされる。
息子の誕生祝いに、チベットボールペンを渡しておいた。連休を使ってキャンプに行き、今朝は次男を連れてサーフィンに。二人とも社会人として何とかやっているようだが海遊びが大好きなようで海外にまで時間を作ってサーフィンに出かけるほど。親としては国事に邁進してほしいのだが、それなりにである。 靖国神社にはみたままつりに正殿参拝してきてくれたので、ま、それなりに国家の事を考えているのかと、思うことにした。次男も台湾にまで行き、李登輝先生の話を伺ってきてくれたが、まだまだマイペースで情けないが。 明治天皇が明治丸(明治7年(1874)にイギリスで灯台巡視船として建造された帆付汽船。明治29年からは商船学校に譲渡され係留練習帆船として使用され、現在は東京海洋大学海洋工学部(旧東京商船大学)越中島キャンパスに重要文化財として保存されている。)を使っての東北巡幸の際7月20日に帰着されたのことから七月二十日が「海の日」となっていると説明にある。 朝から走り回ってみてみるとやはり国旗が出ている家がまだまだ少ない。しかし岡崎はさすが派出所はしっかり国旗を出してくれている。こうでなくっちゃ。 今日は友四人が大阪でのデモに参加しに。拉致救済の緊急デモ。成功を祈る。名古屋では昼に南京の真実上映と、夜、若狭先生東條由布子女史の講演会。日中はチベットのメンバーによる、八月十日の白川公園祭りとデモに向けた準備。私は今日は動けず、申し訳ない思いである。 昨日までのチベット講演準備だったため、日頃の遣り残しが大変であるが、何とか気合を入れてやらないとまずい。明日は南京の真実映画の撮影準備で、桜チャンネルの方と朝十時から打ち合わせ。岡崎の南京入城体験者と会っていただく。お元気なうちに映画にとっていただきたいものである。 メール返信。チベットペマさんの来名にあわせてディベート講演会を企画していた佐々木氏は名大の先輩。中日新聞の記事記載についてよかったとのメール。礼状をかいて送る。 昨日の国会前の右翼の自決(重態)事件の詳細がまだ入らない。しばらくしたらまた問い合わせたい。 まだまだ続く様々な取り組み。しかし自分の事を早く片付けねば。
十九日の講演会の報告をしておきたい。
朝日新聞は記者会見を写真入で報道。中日新聞は講演会の様子を本日付県内版にて報道。ご覧いただきたい。 中国当局はこれまで自分たちが散々弾圧を加えたため、その反抗が予想されるチベット人、ウイグル人、法輪功学習者などの勢力を、この際五輪の妨害を企むテロ組織だとして徹底的に弾圧しようとしている。そうしなければ、これまでの残虐統治の実態を世界に訴えられ、五輪開催国としての資格を問われかねなくなってしまう。 三月以降のチベット人の抗議蜂起のようなことは、二度と許すことなどできない。そこでテロ主義、分裂主義、極端主義の「三股勢力」(三つの勢力)を「脅威」として定め、その撲滅をはかっているのだ。 中国当局は、もっともテロ行動にでる可能性の強い精力としてウイグル人に警戒しているようだ。ウイグル人は新疆ウイグル自治区の人々のこと。本来は独立国としての処遇が当然であるが、チベット同様生存があやぶまれるなかで、高度な自治をもとめている。 イリハムさんは日本での代表者。日本ウイグル協会会長。中国事情に詳しい王進忠氏によれば、極めて危うい立場。中国に交流されれば十七年ほどの実刑が課せられるという日本を出なければ大丈夫であるそうだ。 さて講演概要を記載しておく。(文責 杉田) ペマギャルポ氏。 中国は今回の五輪を機に、誇りある国に生まれ変わるチャンスがあった.残念ながら今まで通り。五輪の政治利用に失敗し、「平和の祭典」が「血の祭り」へとなってしまった。チベットでは200名を越す人々が絶命。血なまぐさい物となった。三月十日朝、二十名デモに数百名の武装警察が取り巻き挑発。チベット人が決起した事件となった。 決起が四川雲南に押し寄せたのではない。本来のチベットの地に決起が起こったのである。現在中共の支配地の四分の一はチベットの土地。中共は、邪悪な資本主義打倒や封建地主打倒などと大義名分をかざし、軍事侵攻をかけ、チベット屋、他の兄弟の領有をなした。民主主義導入に耳を貸さず、民主化を求める人々を逮捕拘禁している。 チベット人は、不正に対する正当な要求をしているのみであり、国際社会の認める民族自決の権利を主張しているのである。分離主義などでなく、例えばEUのようなヨーロッパの統合の関係、自立した国家が共存して連携するスタイルを求めている。高度な自治をなした上での連携を目指している。しかし中国はあくまで領有を目指し、文化破壊と思想弾圧、宗教弾圧を徹底し、民族浄化政策を推し進めている。文化破壊は凄惨を極める。チベット文化に基いてパンチェンラマを認知しただけで、テロリストのレッテルを張り、逮捕拘禁。いまだ消息すら分からなくしている。 世界はヒトラーの2000万虐殺は批判するが,毛沢東の8000万虐殺は抗議すらしない。 とう小平は高度の自治実現を約束したが、一旦手にした領地を北京政権は全く認めようとしない。 オリンピック開催に手を貸すようなことはそれら支配政権に手を貸す行為となる。充分注意していただきたい。 王進忠氏 ダライ・ラマ法王は日本には十六回来てみえる。昨年十一月、伊勢の宗教フォーラムにもみえ、宗教者の自由の問題、民主化の問題を話し合われた。毛沢東氏らは宗教は毒だと、チベット仏教を絶やせといっている。オリンピックの後が大変である。文化大革命時も、そのときも大変だったがその後で、反体制の人物を徹底的に弾圧。政治犯として逮捕、拘禁している。現在も日本政府に、法輪功を行う聞かされた日本人のリストと所在などを知らせるよう求めている。幸い日本政府は、日本人になった人々のリストを、中国に知らせることは拒絶したが、ありとあらゆる調査をして、オリンピック反対の行動をした中国人を弾圧しようとしてくるでしょう。充分注意し、報道していかねば、自由のない国では実に危険性が高い。 皆さんの活動に期待したい。 以上第一部講演会 会場にみえた塚本三郎元民社党委員長をペマ氏が見て、急遽、休憩時間を利用し、発言を求め、それに応えて塚本先生がご挨拶された。 戦後スイスでMRA運動(道徳再武装運動)の国際会議に出席した時、中国政府はウイグルでの原爆実験をした。チベットウイグルを核実験場として利用するというのが中国方針だった。中国の核保有に対し、政府はたいした抗議もせず、ある政党は賞賛の電報をさえ打った。危機意識が全くない。昨年わざわざブッシュが「ヤルタは間違いだった」とルーズベルトを批判したのに、その場いい合わせた福田首相は何も語らない。折角の大チャンスであった。ソ連侵攻を批判すべきであるのにそれについての主張もしないどころか、今回のサミットでもロシアに対し、北方領土についての交渉すらしようとしなかった。これで五輪開会式に出席してどんな成果を期待できるのか。韓国に気兼ねして、竹島さえ、「固有の領土」として指導要領解説書に書こうともしない。国家意識の全くない首相が果たして中国に物申せるか。 チベット問題は明日の台湾、あさっての日本の問題である。日本がリーダーシップを持って解決に向けて動かなければならない。 第二部はパネルディスカッション。 内(南)モンゴル人民党日本代表スチント氏。 中国は一党独裁国家であり他の政党の主張を認めようとしない。内モンゴル人民党はまずは政党として認めよと強く求めている。 モンゴルは家畜の走る草原の国。本来遊牧民であり自由な国。ここに地下資源があり華北石油会社が目をつけ、漢民族の流入を図っている。今、草原が大荒れ。農耕を目指す漢民族が地表面を掘り返し畑作を始め、野菜を植え始めたたため、土地表面が掘り返され土地があれ、砂漠化が一気にすすんでしまっている。豊かな草原が、すなばかりの大地になり始めている。農耕を始めて2・3年後にはすべて砂漠に変わっている。漢民族の大量移住と開墾開発で、南モンゴルの81パーセントはすでに砂漠化してしまっている。中国は土地封鎖、強制牧畜禁止、都市化政策を強制。モンゴル人を排除する政策が一気にすすんでいる。 民族の主張をするには生存をかけて政党を作るしかないと活動中。民主主義にしなければ中国政府の思う党利に支配されて冨の収奪がなされ、遊牧文化が守られなくなってしまう。自由な言論の確保が何より大切と語る。 法輪功研究者沈思明氏 気功集団の法輪功は全世界に一億人が参加している。余りの多さに中国政府は脅威と感じ、その活動を禁止し、幹部はビラまきなど些細な事件で逮捕、暴徒として七年十年の刑罰に処せられている。中には人体実験に供されたり臓器摘出をされたりもしている事例さえある。共産党脱退運動にも支援しているため当局の弾圧は相当である。 決して宗教でもなく健康増進団体であるが、中国政府による、破壊活動団体との認定により、全国各地での弾圧は激しい。皆さんのご理解を是非求めたい。 東トルキスタン(ウイグル)世界ウイグル会議日本ウイグル協会会長 イリハム・マハムティ氏 すでに中国は46回の核実験をこの地において実施。地下実験は十一回地上は三十五回。住民の住むすぐ近くでの実験です。その結果住民は重大な疾病にかかっている。原爆症である事を言わず、また住民に知らせず、一号病,二号病、三号病と称し、原因不明の病気のように表現、放射能中毒者を輩出している。 東トルキスタン共和国として独立を果たしていたが、1949年、中国共産党により侵略併合に至っている.自治は形だけで伝統や文化言語さえ奪われ、ウイグル語はすでに風前の灯。同化政策の最終段階に入っています。イスラム教も制限がどんどんすすんでいる。残酷な政策に批判すれば「分離主義者、テロリスト」として監獄行き、若き子女は、北京に送られ、全くウイグル語が話せない状態で返される。漢民族との結婚をも強制され、ウイグル族そのものが消滅させられようとしている。 ビルマ(ミャンマー)ココラット氏 元全ビルマ高校学生連盟の書記長、現ビルマ民主化支援会代表。2001年、政治難民に認定される。 軍事政権による独裁政権支配の下、基本的人権や市民権が奪われている。今年五月大型サイクロンがビルマ中南部をおそったが、軍政は被害者救済を適性にしていない。今の政府は中国の影響下にあり、北朝鮮との国交再開、ロシアとの軍事技術協力など様々な形で共産圏に取り込まれようとしている。中国の影響はきわめて強く、中国自治州にはなっていないがそれににた状況となってしまっている。 軍事政権には援助をしないでいただきたい。 報告以上 様々な提起と主張の中で、各国代表者が口を揃えて語るのは日本がしっかりしてアジアの人権擁護に力を発揮してほしいとの熱烈たる思いであります。 参加させていただき、また運営の一人としてかかわれたことに感謝しています。出来る事を成さなければ。青年たちの熱き思いに深く感動した講演会でした。 │<< 前日へ │翌日へ >> │一覧 │ 一番上に戻る │ |