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│<< 前日へ │翌日へ >> │一覧2008.08.10
血塗られた五輪 大国の面従腹背
あのサミットはなんだったのか。ロシアはさも人類の未来を切り開くが如く、堂々と新大統領を参加させ、地球の未来に責任をもつフリをしながら、その足で主権国家のグルジアを空爆し、大規模地上軍を侵攻させた。世界の関心が五輪に向いている虚をついた攻撃は国際的に断罪されなくてはならない。いかに旧ソ連の独裁者スターリンの出身地、ゴリ地方を奪取したいと言えども、いかに小国であるといえども主権国家に対して戦闘を仕掛けることは許されることではない。責任ある大国が国際社会の了解を得ずに独断で軍事行動に打って出る非を強く断罪しなくてはなれない。 即時戦闘停止とロシア軍部隊の早期撤退など総力を挙げて紛争中止を目指さねばならない。 2014年にロシアは、この火薬庫に隣接する黒海沿岸の保養地ソチで冬季五輪を開催する予定。東西冷戦の下、ソ連軍のアフガニスタン侵攻に日本を含む西側諸国が抗議、ボイコットした1980年のモスクワ大会以来の五輪開催となるが、この五輪も即刻白紙にしなくてはなるまい。 そもそもはじめからこの北京五輪は血塗られた大国の狂気の産物。チベット・東トルキスタンレジスタンスを悉く潰し、民族浄化の総仕上げのセレモニーとしたい中国の野望に基き実施にいたったもの。国際社会はその非道を察知し全世界でチベット虐殺を非難し今も抗議活動を徹底しているしろもの。いかに表面を優雅にまばゆく彩ろうとも、北京から100万を超える国民をを排除しようとも、本質を隠しようがない人民弾圧の象徴的な五輪である。 弾圧を受け続けるウイグルのイスラムはジハードを宣言し、レジスタンスに徹し、バス爆破ばかりか警察官を十数人殺害した事件も発生。 北京五輪が開幕したばかりの北京市中心部でも9日、米国人観光客のグループが中国人の男に襲われ、米男子バレーボールチームのコーチの親類らが殺傷された。米国人男性1人が死亡、米国人女性と中国人女性の計2人が負傷した。日本人記者も軍から自由取材を妨害され取材機材の破壊や拘束など信じられない行為を受けている。昨日はニュージーランドのTV解説者襲われる異常時が発生。北京五輪取材に当たっている同局の男性スポーツ解説者が滞在先の北京のホテル近くで若い男に壊れたいすを投げ付けられ、手首や腕に軽いけがを負った。 まるで戒厳令下の五輪でありながら、自国民弾圧のみならず外国人への襲撃さえ止められないのだ。今になって北京開催の非をあげつろっても遅いすぎるが、しかしマスコミが入っている今こそなさねばならないこともある。 中国への覇権主義批判は当然であるが、今は一刻も早く中国のチベットウイグル弾圧にストップをかけることである。 北京五輪後の粛正を止める確約を取り付けることである。 「せいぜい」がんばってと情けない言葉を語る前に福田首相のなすべきことはあるはず。 サミット主催国の矜持を持って民族浄化のストップを中国に説得することだ。ロシアに軍事行動をやめさせることだ。「人の嫌がる事をしない」よう求めることだ。 本日名古屋では 十一時より中国のチベット・ウイグル侵略に抗議し、 名古屋科学館となり白川公園でフリーチベット祭りを開催。 五時半からデモ行進を開催します。 明日に迫った北朝鮮へのテロ支援国家指定解除抗議と拉致全面解決のための署名・展示・デモも救う会と共催して行います。 主催はチベットIN名古屋の若きメンバー。 近隣の方の五指援護参加を強く求めます。 │<< 前日へ │翌日へ >> │一覧 │ 一番上に戻る │ |