18日に大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕された幕内若ノ鵬の師匠、間垣親方(元横綱2代目若乃花)は、帰省先の青森で連絡を受けた。「(東京の)娘から聞いてびっくりした。(相撲界の)みんなに迷惑を掛けてしまって…」と声を落とす。
若ノ鵬は恵まれた体格で、入門から3年とかからずに幕内へ昇進した。まだ角界のしきたりもよく知らず、仕切り中ににやにやしたり、人と話すときに「アサショウリュウが…」などと上位力士を呼び捨てにしたりして、師匠も折に触れて注意していたが、逮捕の知らせには大きな衝撃を受けた様子。「お人よしで、悪い子じゃないが、大変なことをしてくれた。あした(19日)東京へ戻って警察の説明を受けたい」と、力なく話した。
◇おことわり
時事通信は少年法の趣旨を踏まえ、成人であっても事件当時に未成年であれば、実名報道を控えることを原則にしています。しかし、ロシア出身の幕内力士が大麻取締法違反容疑で逮捕された今回のケースは、大相撲の幕内力士で社会的影響が大きいことを考慮し、例外として実名で報道します。
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